茨城県道49号江戸崎新利根線

茨城県道49号江戸崎新利根線について

茨城県道49号江戸崎新利根線は、茨城県稲敷市内を縦断する主要地方道です。この道路は、稲敷市佐倉の国道125号を起点とし、南下して同市角崎で茨城県道5号竜ヶ崎潮来線に接続する、全長約11kmの路線です。

路線の特徴

この県道の特徴として、首都圏中央連絡自動車道（圏央道）の稲敷インターチェンジ（IC）へのアクセス道路としての役割が挙げられます。特に、バイパス区間の整備により、稲敷ICから成田方面への交通アクセスが向上しました。また、路線名に用いられている「江戸崎」と「新利根」は、稲敷市に合併される前の旧自治体名に由来しており、その歴史を今に伝えています。

路線データ

起点: 茨城県稲敷市佐倉字姥神（国道125号交点）
終点: 茨城県稲敷市角崎字角崎（茨城県道5号竜ヶ崎潮来線交点）
総延長: 11.713 km
実延長: 11.667 km

歴史

この路線の前身は、主要地方道成田江戸崎線でした。1993年に、千葉県内の区間が国道408号と重複したため廃止され、新たに江戸崎新利根線として認定されました。その後、整理番号が変更され、現在に至ります。

主な年表は以下の通りです。

1993年4月1日: 路線認定（整理番号66）、同時に成田江戸崎線が廃止
1993年5月11日: 主要地方道に指定
1995年3月30日: 整理番号を49に変更
1995年9月11日: 旧道の一部が町道に降格
2000年4月1日: 一部の区間が最大重量限度25トンの道路に指定
2003年8月19日: 稲敷ICに接続するバイパス区間を延伸
2008年4月1日: 一部の区間が高さ制限4.1mの道路に指定
2009年3月9日: 旧道区間の一部が市道に降格
2009年3月21日: 稲敷IC開通に合わせてバイパスの一部が開通
2014年4月1日: バイパス区間が高さ制限4.1mの道路に指定
2016年3月16日: バイパスの一部が開通

路線状況

全線が舗装されており、片側1車線で整備されています。江戸崎中心部を除き、信号は少ないです。圏央道稲敷ICへのアクセスを担うバイパス[[道路]]も整備されており、交通の利便性が高まっています。また、一部区間は緊急輸送道路として、災害時の被害拡大を防ぐための電柱設置制限が設けられています。

バイパス

江戸崎バイパス: 旧江戸崎市街地を迂回するルート
江戸崎新利根線バイパス: 稲敷市街を迂回し、圏央道稲敷ICへアクセスするバイパスで、一部区間が開通済みです。

重複区間

国道408号との重複区間が、約1.6kmあります。

道路施設

現道には、城下橋、羽賀橋、松山橋などがあり、バイパスには、沼田跨道橋、沼里橋、羽賀跨道橋などがあります。

交通量

稲敷市羽賀 - 佐倉間では、1日あたり約9,930台の交通量があります。（平成22年度調査）

地理

この路線は、稲敷市内を通過します。主な交差道路としては、国道125号、首都圏中央連絡自動車道（圏央道） 稲敷IC、茨城県道206号新川江戸崎線、茨城県道103号江戸崎下総線、茨城県道25号土浦稲敷線、茨城県道231号稲敷阿見線、国道408号、茨城県道5号竜ヶ崎潮来線などがあります。

沿線には、ザ・インペリアルカントリークラブや江戸崎カントリー倶楽部などの施設があります。

まとめ

茨城県道49号江戸崎新利根線は、地域住民の生活を支えるだけでなく、圏央道へのアクセスを向上させる重要な役割を担っています。歴史的な背景と現代の交通ニーズに応じた整備が進められており、今後もその役割は重要になると考えられます。

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