茨城県道5号竜ヶ崎潮来線

茨城県道5号竜ヶ崎潮来線について

茨城県道5号竜ヶ崎潮来線は、茨城県龍ケ崎市から稲敷市を経由し、潮来市に至る全長約65kmの主要地方道です。この道路は、地域の重要な交通路として機能しており、沿線には住宅地や商業施設、公共施設などが点在しています。

概要

この県道は、龍ケ崎市のJR龍ケ崎市駅西口付近を起点とし、龍ケ崎市街地、稲敷市新利根地区・東地区、潮来市牛堀市街地を経由して、潮来市の国道51号との交差点が終点です。稲敷市から潮来市にかけては、他の道路との重複区間が多く、特に稲敷市幸田から潮来市永山の間は、国道125号と国道51号が重複しています。

路線データ

起点: 茨城県龍ケ崎市小通幸谷町（茨城県道208号交点）
終点: 茨城県潮来市大字曲松南（国道51号交点）
総延長: 64.973 km
重用延長: 29.097 km
実延長: 35.876 km

歴史

この県道の歴史は古く、1920年には前身となる県道が認定されています。現在の県道としての認定は1954年で、その後、道路の改良やバイパスの建設が進められてきました。1995年には、整理番号が5に変更され、現在に至ります。

年表

1920年：県道水海道竜ヶ崎線、県道江戸崎竜ヶ崎線が認定
1930年：県道船戸竜ヶ崎線が認定
1954年：県道竜ヶ崎潮来線として路線認定
1960年：全区間供用開始
1964年：龍ケ崎市内で道路改良、常磐線の跨線橋供用開始
1971年：龍ケ崎市内のルートを旧市街地から新ルートに変更
1985年：潮来町内の都市計画街路を県道編入
1991年：潮来市内の付け替え道路を編入、起点位置変更
1993年：主要地方道に指定
1995年：整理番号を5に変更
2001年：一部区間が車両の最大重量限度道路に指定
2017年：稲敷市下太田 - 小野のバイパス区間の一部供用開始
2023年：稲敷市柴崎 - 寺内を重量限度道路に指定

路線状況

龍ケ崎市川原代町から稲敷市角崎までの約12kmの区間は、車両制限令で指定された重量指定道路であり、最大重量限度は25トンです。また、災害時の緊急輸送道路としての機能維持のため、電柱の設置が制限されている区間もあります。

バイパス

竜ヶ崎潮来線バイパス: 稲敷市柴崎から下太田まで、現道の北側に並行するバイパス道路が計画され、一部区間が開通しています。このバイパスは、現道の狭小区間を解消し、交通の安全性と利便性の向上を目的としています。

重複区間

国道125号（稲敷市幸田 - 北田）
茨城県道2号水戸鉾田佐原線（稲敷市西代 - 潮来市永山）
国道51号（稲敷市境島 - 潮来市永山）

道路施設

六ツ谷橋（龍ケ崎市）
愛宕歩道橋（龍ケ崎市）
大徳橋（龍ケ崎市）
柴崎歩道橋（稲敷市）
西小学校前歩道橋（稲敷市）

地理

通過する自治体

茨城県
龍ケ崎市
稲敷市
潮来市

交差する道路

この県道は、多くの県道や国道と交差しています。主要な交差点には、以下のようなものがあります。

茨城県道48号土浦竜ヶ崎線
茨城県道4号千葉竜ヶ崎線
茨城県道121号河内竜ヶ崎線
茨城県道34号竜ヶ崎阿見線
茨城県道68号美浦栄線
国道408号
国道125号
茨城県道107号江戸崎神崎線
国道51号
茨城県道2号水戸鉾田佐原線
国道355号
茨城県道185号繁昌潮来線
茨城県道189号大賀牛堀線
茨城県道101号潮来佐原線
茨城県道50号水戸神栖線

沿線施設

JR常磐線 龍ケ崎市駅
関東鉄道竜ヶ崎線
龍ヶ崎市役所
茨城県立竜ヶ崎第二高等学校
竜ケ崎保健所
竜ケ崎警察署
龍ケ崎市立城南中学校
稲敷市立新利根小学校
* 稲敷市立あずま西小学校

まとめ

茨城県道5号竜ヶ崎潮来線は、龍ケ崎市から潮来市に至る地域にとって不可欠な道路であり、地域の発展を支えています。歴史的にも重要な路線であり、今後も地域のニーズに合わせて改良されていくことが期待されます。

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