茨城県道67号高萩インター線

茨城県道67号高萩インター線

茨城県道67号高萩インター線は、茨城県高萩市内を通る主要地方道であり、常磐自動車道高萩インターチェンジ（IC）へのアクセス道路として重要な役割を担っています。通称「高萩インター通り」とも呼ばれ、地域住民や観光客にとって欠かせない道路です。

概要

この路線は、高萩市高戸の国道6号から分岐し、高戸大橋で国道6号とJR常磐線を越え、高萩市上手綱の高萩ICと茨城県道10号日立いわき線に接続します。起点の国道6号との接続部は、高戸大橋のループで特徴的な形状をしています。このループ部分は急カーブと急勾配が連続しており、運転には注意が必要です。

路線データ

起点: 高萩市大字高戸字権現前362番1地先（国道6号分岐）
終点: 高萩市大字上手綱字関口2888番2（茨城県道10号日立いわき線・茨城県道111号高萩塙線交点）
総延長: 5.330 km
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 5.330 km
自動車交通不能区間延長: なし
都市計画道路名: 高萩都市計画道路 3・3・10号 高戸上手綱線

歴史

1994年（平成6年）4月1日、高萩ICへの接続を目的として、主要地方道高萩インター線（整理番号84）として路線認定されました。翌1995年（平成7年）に整理番号が67に変更され、現在に至ります。

1981年（昭和56年）9月21日：高萩市大字上手綱地内の都市計画道路 高戸上手綱線の都市計画決定。
1988年（昭和63年）3月24日：常磐自動車道高萩インターチェンジが開通。
1993年（平成5年）5月11日：建設省により、県道高萩塙線の一部が主要地方道に指定される。
1994年（平成6年）4月1日：高萩インター線（整理番号84）として県道路線認定。道路区域が決定。
1994年（平成6年）5月6日：高萩市大字上手綱地内の一部区間が供用開始。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が84から67に変更。
2016年（平成28年）2月25日：高萩市下手綱地内の茨城県道111号高萩塙線交点付近（約0.4 km）が4車線化。

路線状況

国道6号の高戸交差点から高戸大橋のループを上り、JR常磐線を越えると高萩ICの入口交差点が現れます。その後、常磐自動車道の下をくぐり、ホテルを右手に見ながら進むと、終点である茨城県道10号日立いわき線・茨城県道111号高萩塙線の関口十字路交差点に接続します。

高萩市高戸（高戸交差点）から高萩市上手綱（高萩IC入口）までの区間は、災害時の緊急輸送道路としての機能を維持するため、電柱の設置が制限されています。

通称

高萩インター通り

重複区間

茨城県道111号高萩塙線（高萩市下手綱 - 高萩市上手綱）

道路施設

高戸大橋: 高萩市高戸 - 同市下手綱に位置する、ループ状の道路橋。国道6号とJR常磐線を跨ぎます。特徴的な構造で、3径間連続PC中空床版×2＋単純PCポステンT桁×2連＋2径間連続PC中空床版＋3径間連続PC中空床版の構造です。1988年に竣工しました。
新川側橋: 関根前川（高萩市大字上手綱）に架かる橋。
上関橋: 関根川（高萩市大字上手綱）に架かる橋。

地理

路線全体は北茨城台地に位置し、東から西に向かってなだらかな勾配で標高が高くなります。下手綱にはスーパーモール高萩があり、西へ進むと田園地帯が広がっています。茨城県高萩土木事務所もこの路線沿いにあります。

通過する自治体

高萩市

交差する道路

国道6号（高萩市高戸・起点）
茨城県道111号高萩塙線（高萩市下手綱）
常磐自動車道 高萩IC
茨城県道10号日立いわき線・茨城県道111号高萩塙線（高萩市上手綱・終点）

沿線にある施設など

スーパーモール高萩（高萩市下手綱）
茨城県高萩土木事務所（高萩市下手綱）
高萩IC（高萩市上手綱）

参考資料

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

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