茨城県道8号小川鉾田線

茨城県道8号小川鉾田線について

茨城県道8号小川鉾田線は、小美玉市と鉾田市を結ぶ、全長約16キロメートルの主要地方道です。この道路は、茨城空港（航空自衛隊百里基地）の南側を迂回するように東西に走り、地域の交通を支える重要な役割を果たしています。

概要

路線名にある「小川」は、小美玉市が平成の大合併で誕生する以前の旧自治体の一つ、小川町に由来します。この道路は、小美玉市中延の横町交差点を起点とし、鉾田市鉾田の新町交差点を終点としています。

具体的な路線データは以下の通りです。

起点：茨城県小美玉市中延142番（茨城県道59号玉里水戸線交点＝横町交差点）
終点：茨城県鉾田市鉾田2513番1地先（茨城県道2号水戸鉾田佐原線交点＝新町交差点）
総延長：15.885 km
重用延長：0.037 km
実延長：15.848 km


この道路には、自動車交通が不能な区間はありません。

歴史

この道路の歴史は、1954年（昭和29年）に遡ります。当時の建設省が主要地方道を指定したことを受け、茨城県は道路法に基づき、県道小川鉾田線を主要地方道として認定しました。当初の整理番号は19でしたが、1995年（平成7年）に現在の8に変更されました。

年表

1954年（昭和29年）9月1日：県道小川鉾田線（整理番号19）として路線認定。
1960年（昭和35年）12月14日：全区間が供用開始。
1966年（昭和41年）7月14日：鹿島郡鉾田町大字借宿の現道が改良。
1968年（昭和43年）7月29日：小川町のバイパス供用に伴い、一部区間を編入。
1968年（昭和43年）11月25日：鹿島郡鉾田町大字当間から同町大字鉾田の新道に付け替え。
1972年（昭和47年）8月17日：鹿島郡鉾田町大字借宿から同町大字当間の道路改良バイパスに付け替え。
1973年（昭和48年）8月16日：起点側の道路を延長。
1975年（昭和50年）7月26日：小川町大字中延から同町大字小川の道路を供用開始。
1978年（昭和53年）12月14日：行方郡玉造町大字芹沢地内を2車線化。
1993年（平成5年）5月11日：主要地方道に指定。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が8に変更。
1997年（平成9年）3月31日：鉾田町市街地内の旧道区間が県道指定解除。
2000年（平成12年）4月1日：一部区間が車両の最大重量限度25トンの道路に指定。
2001年（平成13年）3月1日：一部区間が車両の最大重量限度25トンの道路に指定。
2004年（平成16年）3月22日：一部区間が車両の高さの最高限度4.1mの道路に指定。
2008年（平成20年）3月27日：茨城県道341号鉾田停車場線の廃止に伴い、一部区間を編入。終点が現在の位置に。
2018年（平成30年）1月31日：鉾田市借宿の鹿行橋を架け替え。
2019年（令和元年）7月31日：一部区間が国際コンテナ車の重量・長さ上限を引き上げる道路に指定。

路線状況

道路法の規定により、小美玉市田木谷から同市中延の間、および同市与沢から鉾田市鉾田の間は、緊急輸送道路として災害時の被害拡大防止のため、道路用地内の電柱建設が制限されています。

重複区間

この道路は、以下の路線と重複しています。

茨城県道50号水戸神栖線（行方市芹沢 地内）
茨城県道2号水戸鉾田佐原線（鉾田市鉾田 地内）
茨城県道59号玉里水戸線（小美玉市田木谷 - 小美玉市中延）
茨城県道144号紅葉石岡線（小美玉市田木谷 - 小美玉市中延）

道路施設

この道路には、以下の主要な橋梁があります。

倉数大橋（小美玉市倉数）
鹿行橋（鉾田市借宿 - 当間）
坂戸橋（鉾田市当間）

地理

この道路が通過する自治体は以下の通りです。

小美玉市
行方市
鉾田市

交差する道路

この道路は、以下の道路と交差しています。

茨城県道59号玉里水戸線（起点）
茨城県道144号紅葉石岡線（起点）
茨城県道360号大和田羽生線（小美玉市与沢）
茨城県道50号水戸神栖線・茨城県道116号鹿田玉造線（行方市芹沢）
茨城県道50号水戸神栖線（行方市芹沢）
茨城県道2号水戸鉾田佐原線（鉾田市塔ヶ崎）
茨城県道2号水戸鉾田佐原線（鉾田市鉾田）
茨城県道2号水戸鉾田佐原線・茨城県道18号茨城鹿島線（鉾田市鉾田、終点）

沿線

この道路の沿線には、以下の施設があります。

羽木上森林公園（小美玉市山野）
上山鉾田工業団地（行方市芹沢）
ダイヤグリーン倶楽部（鉾田市借宿）
ほっとぱーく鉾田（鉾田市野友）
関東鉄道鉾田車庫営業所（鉾田市鉾田）

この道路は、地域の生活と経済を支える重要なインフラストラクチャーです。

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