茶山・京都芸術大学駅

茶山・京都芸術大学駅について

茶山・京都芸術大学駅（ちゃやま・きょうとげいじゅつだいがくえき）は、京都府京都市左京区田中北春菜町にあります。叡山電鉄の叡山本線上に位置し、駅番号はE03です。この駅の名称は、駅の東側にある山から取られており、その山は江戸時代に豪商・茶屋四郎次郎の山荘が存在したことに由来しています。地域の呼び名でもある「茶山」は、この一帯の丘陵の名称です。

駅の歴史

この駅は、1925年（大正14年）に京都電燈の経営する叡山電鉄平坦線の茶山駅として開業しました。その後、1942年（昭和17年）には京福電気鉄道が鉄軌道事業を承継し、叡山本線の駅として運営されるようになりました。1986年（昭和61年）に叡山電鉄に譲渡された後も、駅の運営は続き、2023年（令和5年）4月1日に現在の名称である茶山・京都芸術大学駅に改称されました。

駅の構造

茶山・京都芸術大学駅は、対面式のホームを2面2線持つ無人駅です。出入り口は出町柳駅側の踏切に面しています。朝の通学時間帯のみ下りホームには駅係員が配置され、集札業務を行います。出町柳方面行きのホームには自動券売機が設置されており、営業時間は8時から20時30分までです。また、両ホームには上屋が設けられ、ワンマンカーの乗降口をカバーしています。さらに、自転車駐輪場も存在しますが、不法投棄が問題視され、有料化対策が取られています。

近年、同駅はバリアフリー化を進め、スロープやホームの改修工事が行われました。車両との段差解消などの取り組みが進められ、2023年11月2日に工事が完了しました。

駅周辺の特徴

茶山駅は閑静な住宅街に囲まれていますが、飲食店も存在しており利便性があります。近隣には教育機関も多くあり、学生たちの通学に利用されることが多いです。駅から少し歩いた場所には多くの緑地もあり、散歩にも適した環境が広がっています。

バス路線

この駅には直接のバス乗り入れはありませんが、周辺には京都市営バスの停留所が数ヵ所あります。「高野」停留所では、北8・31・65・204・206系統のバスが運行しており、「高原町」や「田中大久保町」停留所でも、複数のバス路線が利用可能です。特に「高野」停留所は、京都バスの大原行きの便もあるため、便利です。

隣接駅

叡山電鉄の叡山本線上に位置し、隣の駅は元田中駅（E02）と一乗寺駅（E04）です。利用者にとってそれぞれの目的地にアクセスしやすい環境にあります。


今後も、茶山・京都芸術大学駅は大学や住宅街を結ぶ重要な交通拠点として活躍していくことでしょう。

もう一度検索