草桶左信

草桶左信（くさおけ さだのぶ）は、1958年4月24日生まれ、日本の経済産業官僚、外交官です。彼は、そのキャリアの中で、消費者庁審議官やパナソニック顧問といった要職を歴任し、2015年からは駐ナイジェリア特命全権大使として活躍しました。

福井県出身の草桶氏は、1981年に東京大学法学部を卒業後、通商産業省（現経済産業省）に入省しました。初期のキャリアでは、通商政策局や立地公害局工業配置課に勤務し、その後、1985年からケンブリッジ大学大学院に留学し、国際関係論などを学びました。

帰国後、中小企業庁、外務省国際連合局軍縮課、産業政策局各課長補佐を経て、1995年から1998年まで日本貿易振興会（JETRO）デュッセルドルフ・センターに勤務しました。1998年には通商政策局ロシア東欧室長に就任し、ロシアや東欧地域との経済関係強化に尽力しました。

2000年からは外務省に出向し、在ドイツ日本国大使館参事官として勤務しました。2004年に経済産業省に復帰し、資源エネルギー庁電力基盤整備課長、2005年には同省貿易経済協力局資金協力課長を歴任しました。2007年からは日本貿易振興機構（JETRO）ジャカルタ・センター所長として、インドネシアとの貿易・投資促進に貢献しました。

2011年には消費者庁審議官に就任し、消費者保護政策の推進に尽力しました。2013年に経済産業省を退官後、2014年にはパナソニック顧問に就任し、企業のグローバル戦略を支援しました。

2015年からは駐ナイジェリア特命全権大使として、ナイジェリアにおける日本政府の代表を務めました。電力発電量が急増するナイジェリアにおいて、日本政府によるエネルギー開発プロジェクトへの支援続行を表明するなど、両国間の経済協力関係強化に尽力しました。2018年にはシー・アイ・シー専務取締役、シーアイシーシステムズ取締役管理部長に就任し、新たなキャリアをスタートさせました。

草桶左信は、経済産業官僚、外交官として、日本の経済発展と国際協力に大きく貢献した人物です。彼の幅広い経験と知識は、今後の日本社会においても貴重な財産となるでしょう。

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