草津ジャンクション

草津ジャンクションについて

草津ジャンクション（くさつジャンクション）は、名神高速道路と新名神高速道路大津連絡路を結ぶ重要なジャンクションです。この地点は、複数の施設が集約されているため、交通の要所としての役割を果たしています。特に、草津PA（パーキングエリア）が併設されている点が特徴的で、全国的にみても珍しい状況です。ジャンクションのすぐ近くには草津田上IC（インターチェンジ）もあり、IC、JCT（ジャンクション）、PAの3つの施設が近接しています。これにより、交通の流れが複雑になる一方で、便利さも向上しています。

概要

草津ジャンクションは、2005年（平成17年）3月19日に名神高速道路の支線として草津田上ICと接続しました。その後、2008年（平成20年）に新名神高速道路の一環として機能し始めました。新名神高速道路亀山JCTと草津田上IC間が開通したことで、草津ジャンクションは新たに正式な役割を持つことになりました。

ジャンクションは片側4車線に構成されており、流れる交通のスムーズさを考慮して設計されています。特に上り線の第1走行車線を利用すれば、草津JCTから大津連絡路に直接進むことが可能です。さらに、新名神高速道路全線が開通する際には、草津JCTと大津JCTを含む2つの高速道路が「工」の字型に接続されることになります。

交通情報システム

名神高速道路の上り線には、通行者に対して最新の交通情報を提供する大規模な表示看板も設置されています。これにより、一宮・四日市JCTや豊田JCTまでの所要時間が案内され、沿道の交通状況も一目で確認できるようになっています。この表示看板は、面積49平方メートルもあり、非常に目立つ特徴です。

渋滞対策工事

2019年（令和元年）10月17日からは、名神高速道路上り線の分岐部から大津連絡路までの1車線区間の拡幅工事が始まり、2020年（令和2年）には完成しました。加えて、2021年には下り線の車線管理が見直され、よりスムーズな交通を実現しています。

構造の詳細

草津ジャンクションは、名神高速道路と新名神高速道路を連結する2つのランプを備えており、それぞれの上下線に対して異なる車線数が確保されています。特に、大津連絡路と名神高速道路間のランプは各2車線を有しながら、別のランプは各1車線での運用となっています。この構造においては、将来的な拡幅を考えた設計が行われているため、工事なく道路の混雑解消が期待されています。

草津PAとの関わり

草津ジャンクションは草津PAとも密接に関連しています。上り線で草津PAを利用すると、大津連絡路方面に向かうことができますが、下り線では大津連絡路へ直接進むことができないため、利用者は十分に注意する必要があります。このため、分岐制御の標識が設けられ、進行方向の案内が行われています。

施設及びアクセス

草津ジャンクションは名神高速道路沿いに位置し、周辺には栗東湖南IC、栗東IC、瀬田東JCTなどのインターチェンジがあります。これらの交通拠点が提供するアクセスにより、利用者は簡単に広域移動が可能になります。

全体として、草津ジャンクションは名神高速道路と新名神高速道路を結ぶ重要な役割を持つ施設であり、交通機能の向上に寄与しています。利用者にとっては、様々な情報をもとに快適な移動ができるよう設計された場所と言えるでしょう。

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