草津沼田道路

草津沼田道路の概要

草津沼田道路（くさつぬまたどうろ）は、広島市の西区草津南四丁目から西区田方三丁目に至る地域高規格道路です。この道路は、かつて「草津沼田有料道路」として知られていましたが、2010年3月20日から無料化され、現在では「草沼道」という略称でも呼ばれています。全区間は広島市道草津沼田線に分類されています。

道路の基本情報

この道路は広島市が直接管理しており、1985年3月20日に一般有料道路として供用を開始しました。草津地区と沼田を結ぶ重要な役割を果たしています。草津出入口から鈴が峰団地までの区間は片側2車線となっており、鈴が峰団地以降、古田台出入口までは片側1車線に減少します。その後、古田台出入口から沼田出入口に向かう区間は、沼田方面が登坂車線も含めた片側2車線、草津方面は片側1車線となります。

なお、古田台出入口から沼田方面への工事については、あらかじめ片側2車線分の準備が行われています。

出入り口の歴史

当初は草津出入口と沼田出入口の2つのみでしたが、1999年4月1日に草津方面専用のハーフインターチェンジである古田台出入口が新たに整備されました。料金所は沼田出入口に有人のものが設けられ、古田台出入口には自動料金所が設置されました。一方、草津出入口には料金所自体が存在しませんでした。

また、草津出入口から鈴が峰団地地区への利用は無料で行える区間も用意されていました。無料化以前は、古田台出入口や沼田出入口には料金収受のための事務所があり、無料化後もそのまま残されています。

無料化の経緯

この道路の料金徴収は、道路整備特別措置法に基づき25年間の期限付きで認められていましたが、2010年3月19日にその期間が終了しました。翌日の午前0時より、全線が全面的に無料化されました。これに伴い、広島市は通行量の大幅な増加を予測し、西区商工センター交差点での改良工事を行いました。市の予測では、無料化により通行量は約2.9倍の約2万台に急増すると考えられています。

無料化に伴い、料金所は沼田出入口ではすぐに撤去され、古田台出入口ではその後暫く使用を休止。しかし、4月末までに撤去工事が完了し、再び使用が開始されました。

未来の計画

草津沼田道路は、広島高速道路の広島高速3号線や4号線と接続することを目的として、これらの高速道路の一部として吸収される計画もありましたが、その後変更されています。また、山陽自動車道の五日市インターチェンジまでの延伸計画も存在しましたが、現時点では具体化していません。

主要な情報

• - 路線名: 広島市道西4区草津沼田線
• - 延長: 3.0 km
• - 総事業費: 57億円
• - 料金徴収期間: 25年間

このように、草津沼田道路は広島市内の重要な交通網の一部として、多くの人々に利用され続けています。

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