草野忠重

草野 忠重（くさの ただしげ）

草野忠重は1955年10月1日生まれ、熊本県出身のプロゴルファーです。彼はゴルフ界での長いキャリアを持ち、数々の大会で素晴らしい成績を残しています。また、現在は次世代のゴルファーたちの指導者としても活躍しています。

来歴

草野は九州学院高等学校を卒業後、5歳から始めたゴルフに情熱を注ぎ、地元のくまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コースで技術を磨きました。1978年にプロの道へ進み、その年からゴルフ界でのキャリアがスタートしました。

1980年にはサントリーオープンで初日68を記録し、河野高明や島田幸作、アメリカのビル・ロジャースらと並んで2位タイでスタート。このような素晴らしいパフォーマンスは彼の名声を高めました。また、同年の九州オープンでは、鈴木規夫が持つコースレコードの68と並ぶ好成績67を残し、最終日は5位タイでフィニッシュしました。

1981年の札幌とうきゅうオープンでは小雨の中で69を記録し、トップ選手たちと競り合いながらも3位タイで初日を終えました。このように草野は数々の大会で安定した成績を残し続けました。

1987年と1992年には東急大分オープンで優勝し、さらに1987年のゼンリン福岡オープンでは2位タイと、彼の実力をさらに証明しました。2006年以降はシニアツアーに参加し、レギュラーツアーからは日本オープンを最後に引退しました。

シニアツアーにおいても草野は健闘を続け、2014年のアオイ電子カップ香川県オープンでは初日68で首位タイとスタートし、最終日には10位タイでフィニッシュ。2023年の関西プロゴールドシニア大会では、ホームコースのくまもと阿蘇CC湯の谷コースで非常に好成績を収めました。最初のラウンドでは、5つのバーディーを奪取し、初日を首位スタートで飾ることに成功しました。

最終日のプレーは中尾豊健との接戦となり、彼は通算3オーバーの147で2位タイに終わりました。また、日本プロゴールドシニアでは、最終日にツアーを席巻してきた選手たちとのラウンドを経て、最終18番でバーディーフィニッシュを果たし、通算6アンダーで再び2位タイに入る活躍を見せました。

現在の活動

現在、草野は大分県別府市の城島高原ゴルフクラブでプロゴルファーとして後進の育成に尽力しています。彼は鈴木の弟子として、多くのプロゴルファーの指導を行う傍ら、県のジュニアやアマチュアの指導者としてもその経験を活かし貢献しています。また、一時期は大分ケーブルテレコムに出演し、ゴルフレッスンの番組も持っていました。今は別府市・日出町のケーブルテレビ「CTBメディア」で『草野プロのわくわくGOLF』という番組を進行し、多くの視聴者に楽しいゴルフを届けています。

彼の貢献は、単に模範となるプレイヤーであるだけでなく、次世代のゴルファーたちへ向けた指導者としても評価され続けています。

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