荒川橋 (村上市)

新潟県村上市、荒川に架かる国道7号の荒川橋

荒川橋は、新潟県村上市の佐々木と平林を結び、荒川を渡る国道7号線に架かる全長461.2mの橋梁です。現在の橋は鋼4径間および3径間非合成連続箱桁橋として建設されており、その規模と構造は地域の交通を支える重要な役割を果たしています。

現橋の概要

形式: 鋼4径間および3径間非合成連続箱桁橋
橋格: 1等橋 (TL-20)
道路規格: 第1種第3級
橋長: 461.200 m
幅員:
総幅員: 12.150 m
有効幅員: 11.250 m
車道: 8.750 m
歩道: 2.500 m
総鋼重: 1 920.601 t
施工: 駒井鉄工・東京鐵骨橋梁製作所・日本鋼管・宮地鐵工所
架設工法: トラッククレーンベント工法（A1 - P3・P5 - A2）・手延べ送出し工法（P3 - P5）
竣工: 1889年度（平成元年度）
開通: 1990年（平成2年）10月16日

この橋は、高水敷の架設にベント工法、中央の低水敷部には手延べ送出し工法が用いられました。特に、送出し工法による架設部は3径間と4径間連続箱桁に跨るため、架設時には連結して送出しを行い、完了後に切断するという高度な技術が用いられました。

旧橋の歴史

荒川橋の歴史は古く、1921年（大正10年）には橋長345.9 m、幅員4.6 mの土橋が架けられました。その後、1932年（昭和7年）には延長111.9 mがトラス橋に架け替えられています。

1960年（昭和35年）にはコンクリート橋が架設されましたが、水害による被害が多く、補強工事が必要となりました。1967年（昭和42年）の羽越水害後、荒川の計画高水流量が改訂され、河川管理施設構造令の基準を満たさなくなったため、架替事業が決定されました。

1983年（昭和58年）4月1日に一般国道7号荒川橋梁架替事業が着手され、1990年（平成2年）10月16日に現在の橋が開通しました。この架替事業により、橋の安全性と耐久性が大幅に向上し、 современный交通の需要に応えることができるようになりました。

管理

荒川橋の管理は、1964年（昭和39年）に指定区間に編入されて以降、建設省北陸地方建設局（現在の国土交通省北陸地方整備局）によって行われています。適切な管理と維持によって、橋梁は長期にわたり安全に利用されることが期待されます。

まとめ

荒川橋は、その構造、建設技術、そして歴史を通じて、地域にとって非常に重要なインフラストラクチャーです。 과거には水害に悩まされた時期もありましたが、 современныйの技術によってより安全で信頼性の高い橋に生まれ変わりました。この橋は、地域住民の生活を支え、経済活動を促進する上で、これからも重要な役割を果たし続けるでしょう。

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