荘川村立荘川小学校野々俣分校

荘川村立荘川小学校野々俣分校について

荘川村立荘川小学校野々俣分校は、日本の岐阜県大野郡荘川村に位置づけられていた公立小学校の分校でした。現在は高山市の一部である荘川町野々俣がその学区です。この学校は、地域の教育における重要な役割を果たしていましたが、1968年に休校し、1970年には廃校となりました。その後、校舎は地域の公民館として利用されていましたが、2018年時点では既に校舎は存在しておらず、跡地は下野々俣公民館として新たに生まれ変わっています。

沿革の概要

この学校の沿革は、1901年（明治34年）1月にさかのぼります。この年、冬季限定の分校として『荘川尋常小学校野々俣分教場』が設置されました。初めは1月から3月までの期間に児童が通っていましたが、1915年に通年の分教場となり、尋常科1年から4年までの生徒たちが通学するようになりました。

1938年には、旧・荘川尋常小学校の校舎が移築され、これにより学校の設備が整えられました。その後、1941年に『荘川第一国民学校野々俣分教場』に改称され、さらには1947年には現在の名前『荘川村立荘川小学校野々俣分校』に変更されました。この頃から地域の教育環境が改善され、多くの児童が学ぶ場として機能していました。

しかし、時代の変化と共に児童数の減少が進み、1968年に休校が決定されました。2年後の1970年には正式に廃校となり、地域の教育の歴史に幕を下ろしました。

校舎のその後

廃校後、校舎は地域の公民館としての役割を担うことになりました。地域住民の集いの場として利用され、文化活動や交流の場となっていました。残念ながら、2018年には校舎はすでになく、跡地は新たに下野々俣公民館として再生されました。これにより、地域のコミュニティは新しい一歩を踏み出しました。

参考文献

1. 荘川村史 上巻 （荘川村史編集委員会 編 1976年）
2. 荘川村史 続巻 （荘川村史編集委員会 編 2005年）

関連項目

荘川村立荘川小学校野々俣分校は、岐阜県内の廃校の一つとして記録されており、その歴史や背景は地域の教育史の一つの重要なピースとなっています。

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