菅英三子

菅英三子（すが えみこ）

菅英三子は、日本の声楽家、ソプラノ歌手であり、東京藝術大学教授として活躍しています。1959年9月30日生まれ。

経歴

岩手県水沢市（現在の奥州市）で生まれ、牧師である父の転任に伴い、宮城県仙台市にある日本基督教団仙台北教会へ移り住みました。教会が身近な存在であったことから、幼少の頃より音楽に親しむ環境で育ちました。

京都市立芸術大学、ウィーン国立音楽大学をいずれも首席で卒業。佐々木成子、木下武久、小室彰子、長谷川美津子、R. ハンスマンといった指導者に師事し、声楽家としての才能を開花させました。

受賞歴

数々の賞を受賞しており、その実績は高く評価されています。

稲畑・中原賞
オーストリア共和国学術報奨
A.クラウス国際声楽コンクール第2位
ウィーン国際新進オペラ歌手コンクール第1位
藤沢オペラコンクール第1位および福永陽一郎賞
青山音楽賞
出光音楽賞
新日鉄音楽賞
文化庁芸術祭新人賞
宮城県芸術選奨

海外での活躍

フランクフルト放送交響楽団定期演奏会をはじめ、マドリードやウィーンでのコンサートに出演するなど、ヨーロッパを中心に国際的な舞台で活躍しています。また、プラハ国立歌劇場、ブレーマーハーフェン市立劇場（ドイツ）、ブルノ国立歌劇場（チェコ）、フロリダ・パームビーチ・オペラ（アメリカ）などの歌劇場に客演し、バートヘルスフェルト夏季音楽祭、ガルス夏季音楽祭の野外オペラ公演にも出演しています。

社会貢献

1998年から2008年まで、日本ALS協会宮城県支部支援のためのクリスマスチャリティコンサートを毎年12月に開催し、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいました。

現在の活動

2011年まで京都市立芸術大学准[[教授]]を務め、現在は東京藝術大学教授として後進の指導にあたっています。また、宮城学院女子大学非常勤講師も兼任しています。日本基督教団仙台北教会会員でもあります。

参考資料

第50回公開東北学院クリスマス（1999年12月17日）プログラム
菅英三子ソプラノリサイタル（2006年6月11日）プログラム

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