菊田川

菊田川（きくたがわ）

菊田川は、千葉県船橋市に源を発し、習志野市を流れて東京湾に注ぐ、全長約6kmの二級河川です。

流路

川は、船橋市の三山と田喜野井に端を発し、下総台地を侵食して形成された谷を流れ下ります。そこから習志野市の藤崎、津田沼を通過し、北から南へと流れます。かつては津田沼の海岸が河口でしたが、1960年代からの埋め立て事業によって、袖ヶ浦埋立地、秋津、香澄、茜浜埋立地と河口の位置が変化し、現在は茜浜埋立地から東京湾に注いでいます。

現在の水源は、上流域の三山にある二宮神社周辺や、中流域の津田沼にある菊田神社周辺に位置しています。

名称の由来

菊田川という名前は、川の中下流域に位置する習志野市津田沼にある菊田神社に由来すると考えられています。中世には、この地域は菊田荘という荘園でした。また、現在の津田沼一帯は、近世には「久々田（くぐた）」という村でした。1888年の合併によって、津田沼村久々田、後に津田沼町久々田となり、さらに習志野市津田沼へと変遷しました。

菊田神社は、かつて久々田大明神と呼ばれていました。これらのことから、「菊田」と「久々田」には何らかの関連性があると考えられていますが、どちらが古い形なのか、語源は何なのかについては、明確なことはわかっていません。一説には、古名の「久々田」の発音が変化して「菊田」になったとも言われています。

支流

菊田川には、以下の支流があります。

田喜野井川
二宮川
三田川
三山川

関連項目

* 千葉県の二級水系一覧

もう一度検索