萩尾麻衣子

萩尾麻衣子のプロフィールと経歴

萩尾麻衣子（はぎお まいこ）は、1979年12月26日に福岡県北九州市で生まれました。彼女は、日本のサッカー審判員として国際的に活躍した経験を持ちます。現在は田辺三菱製薬で勤務しながら、サッカーの審判業にも関わっています。

学生時代とスポーツへの道

学生時代、萩尾さんは特に陸上競技に熱中していました。中学校では放送部に所属し、北九州工業高等専門学校では中距離専門の陸上部に参加しました。その後、筑波大学に編入し、引き続き陸上競技に励みましたが、筑波大学大学院に入学する際にサッカーに対する興味が芽生えました。

2004年に筑波大学大学院を修了した後、茨城県神栖市で研究職に従事していました。その際、地元のサッカー協会からの紹介で審判員の資格を取得することを決意し、2006年までに女子2級の審判員資格を得ることに成功しました。

審判員としての活動

その後、関西に転居した萩尾さんは2011年11月20日に女子1級審判員の資格を取得します。この資格を手に入れたことにより、彼女は国民体育大会やなでしこリーグといった重要な試合で活動する機会を得ました。

2015年には日本サッカー協会（JFA）の推薦を受け、国際サッカー連盟（FIFA）の国際審判員リストに登録されることになりました。これにより、彼女の審判としての活動は国際的な舞台へと広がり、アルガルヴェ・カップやAFC女子アジアカップなどの国際大会にも派遣されました。

特に2017年から2019年の間は、アルガルヴェ・カップに3年連続で参加し、2018年にはAFC女子アジアカップでも活動しました。忙しいスケジュールの中でも、勤務先の田辺三菱製薬が彼女のサッカー活動を理解し、支援してくれたことが大きな力となりました。

2019 FIFA女子ワールドカップ

2018年12月3日には、FIFAによって2019年に開催される女子ワールドカップの審判団として選出されました。主審の山下良美、副審として坊薗真琴、手代木直美と共に競技に参加し、のちに日本人審判団の一員として、グループEのオランダ対カメルーン戦で副審を務めました。

現在の活動と今後

2021年末には国際審判員登録を外れましたが、萩尾さんの審判員としての活動はまだ続いています。彼女はこれまでの経験を活かしながら、サッカー界で重要な役割を果たしています。

萩尾麻衣子さんの努力と情熱は、多くの人々に投資されているサッカーに対する理解を深める重要な要素です。今後も、彼女の活躍を応援したいものです。

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