萱沼千穂

萱沼 千穂（かやぬま ちほ）

1987年5月28日生まれ、千葉県松戸市出身の日本の女性声優です。現在はBloomZに準所属しています。

声優を志した道のり

子供の頃から声優という職業に強い憧れを抱いていました。その夢を叶えるため、かつてはスチール・ウッド・ガーデンに所属し、声優としてのキャリアをスタートさせました。その後、2022年1月1日よりBloomZへと移籍し、引き続き準所属として活動を続けています。

多彩な声の仕事

声優として、アニメ、ゲーム、吹き替えなど、多岐にわたる分野でその声を聞かせています。

アニメ出演作としては、『れいぞうこのくにのココモンシーズン1』でグリ役（レギュラー）を務めたほか、『城下町のダンデライオン』、『GON』、『ばくおん!!』、『orange』などの作品に参加しています。また、実写映画『麦子さんと』の劇中アニメや、新潟市PRアニメなどにも出演歴があります。

ゲームでは、オンラインゲーム『桃色大戦ぱいろん』の千羽役、ソーシャルゲーム『エンジェルマスター』のアルミラージ役、『軍神召喚アークナイツ』のネビロス役、『ベジマギッ！』の夜露の舞姫ナメコ役など、キャラクターボイスを担当。Nintendo Switch、Steam向けタイトルのほか、PSP用ソフトにも出演しています。

吹き替え作品では、『ピッチパーフェクト』などの外画に出演し、活動の幅を広げています。

地元への貢献とユニークな経歴

萱沼千穂のキャリアの中でも特筆すべきは、地元である千葉県松戸市との深いつながりです。

松戸市の公式防犯キャラクター「松宮アヤ」のキャラクターボイス（CV）とイメージソングを担当しています。この担当に至る経緯はユニークで、2011年に誕生した「松宮アヤ」のコスプレ衣装作成について萱沼自身が市に問い合わせを行ったことがきっかけとなり、公式にCVなどを担当する運びとなりました。以来、松戸市の防犯キャンペーンや関連イベントに多数参加し、声優として培った表現力を通じて地域の安全啓発に貢献しています。

表現者としての広がり

声優業の他にも、表現者として多様な活動を展開しています。

ライブハウスなどでの音楽ライブ活動を行うほか、舞台にも出演。朗読劇やミュージカル作品に参加し、声だけでなく全身を使った演技でも観客を魅了しています。ラジオ番組のパーソナリティやゲスト出演、インターネット配信番組への出演など、メディア露出も多数あります。

新たなフィールドでの挑戦

さらに、萱沼千穂はARスポーツ「HADO」の選手としても活躍しています。この分野でも目覚ましい成績を残しており、なんと世界大会で2位という輝かしい実績を持っています。声優、地域貢献、そしてスポーツと、既存の枠にとらわれない活動は、彼女の探求心と多才さを示しています。

プライベート

2018年12月31日には、自身のブログにて一般男性との結婚を発表しました。翌年の2019年7月には第一子が誕生しており、仕事と家庭を両立させながら精力的に活動を続けています。

声優として、また表現者として、そして一人の人間として、常に新しい挑戦を続ける萱沼千穂。今後のさらなる活躍が期待されています。

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