落合英二ブルブルの輪

落合英二ブルブルの輪

「落合英二ブルブルの輪」は、CBCテレビの番組「サンデードラゴンズ」内で放送されていた人気コーナーです。元中日ドラゴンズの投手である落合英二氏と、CBCアナウンサーの若狭敬一氏が、中日ドラゴンズの選手をゲストに招き、軽快なトークを繰り広げる番組でした。

コーナー概要

このコーナーの前身は、落合英二氏が現役選手だった2001年4月にスタートした「落合・岩瀬のブルブルブルペン」です。当初から落合氏と若狭アナがコンビを組み、中日ドラゴンズの選手をゲストに招くという形式は変わらず、選手たちの素顔を引き出すトークが人気を博しました。

2008年頃から「落合英二ブルブルの輪」と名称を改めて放送され、落合氏がCBC解説者を退任する2009年オフまで放送されました。2009年7月12日と11月29日の放送では、同じく番組内の人気コーナー「優子の野球相談室」とコラボレーションし、よりバラエティ豊かな内容となりました。

番組エピソード

このコーナーでは、数々の興味深いエピソードが生まれました。以下に、その一部を紹介します。

荒木雅博選手のホームラン：2008年の最終戦で荒木選手が放ったホームランには、意外な裏話がありました。実は、落合氏が「某アナウンサー」と食事をする仲介を頼まれており、22時までに間に合わせるよう念を入れていたことが、荒木選手のホームランにつながったというのです。このエピソードは、落合氏の独特な視点とユーモアを象徴するものでした。
浅尾拓也選手の証言：浅尾選手に「一番尊敬している人は誰か」と尋ねたところ、若狭アナの名前を挙げました。この回答から、落合氏は若手選手も番組に馴染んでいると解釈しました。
岩瀬仁紀選手のエピソード：岩瀬選手は、西岡剛選手や川﨑宗則選手に年齢を間違えられ（実際は33歳）、川上憲伸選手には30歳未満だと主張されるなど、年齢に関する面白いエピソードが生まれました。また、岩瀬選手が普段着で出演した際には、落合氏に一喝されたというエピソードも有名です。
小林正人選手の発言：小林選手は、岩瀬投手の登板前のブルペンで、レフトフライを「レフトふりゃぁ」と発言し、落合氏に厳しく叱責されました。小林選手自身は、この発言が原因で二軍に降格したと思い込んでいましたが、実際は以前から二軍降格が決まっていたというオチがありました。
森野将彦選手の意外な一面：森野選手が選手名鑑マニアであることが、荒木選手によって暴露されました。このエピソードは、選手たちの意外な一面を垣間見ることができるものでした。
井端弘和選手の告白：井端選手は、番組内で「幸せ太り」をしたことを公言しました。この告白は、選手の日常を感じさせるものでした。
朝倉健太選手の最多出演：落合氏が弄りやすい人物として、朝倉選手が最多出演を誇りました。しかし、落合氏は朝倉選手に対し、「お前は頑張っているから出してもらっていると思うな。弄りやすいから呼んでやっているんだ」と、辛口なコメントを連発しました。しかし、朝倉選手の妻は落合氏の解説のファンであり、毎回チェックしているという微笑ましいエピソードも紹介されました。
落合英二氏の自虐ネタ：落合氏の現役時代の話は避けられず、自虐的なネタとなっていました。牽制球のサイン確認に井端選手が駆け寄った際、「サインはなしで！」と念を押されたり、谷繁元信選手との上下関係を唯一守っていたのが、落合氏がノックアウトされ降板する時だったというエピソードなど、笑いを誘うものばかりでした。また、2006年のオープン戦で、森野選手のエラーでランナーを出したことを未だに根に持っていると語りました。

「落合英二ブルブルの輪」は、中日ドラゴンズの選手たちの素顔や、落合氏の独特なキャラクターが際立つ、ファン必見のコーナーでした。選手たちの意外な一面が垣間見え、多くの野球ファンを魅了しました。

脚注

外部リンク

* 燃えドラch【CBC テレビ公式】- YouTube（過去の放送を公開している）

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