葉七はなこ

葉七 はなこのプロフィールと活動

葉七 はなこ（はな はなこ）は、日本の映画監督、プロデューサー、クリエイターとして活動しています。また、元全国通所介護事業者連絡会の理事を務めた経験もあります。彼女の活動は介護や福祉、さらには平和といった社会的なテーマに対して深い関心を持ち、それを映像作品に反映させることに力を入れています。

生い立ちと教育背景

葉七は、大阪万博が開かれた時期に大阪府で生まれ育ちました。父親は家庭裁判所に勤務しており、法律に興味を抱いていましたが、その道は難しいと感じ、企業での正社員として働く道を選びます。彼女の20代では、ミスコンに応募して入賞することで芸能界に興味を持ち始め、タレント事務所に所属してちょっとした役でドラマやCMに出演しましたが、成功には至りませんでした。

クリエイターとしての出発

40歳で結婚を予定していた葉七ですが、相手の女性問題から破談となり絶望の中で仕事を失い、パニック障害や過呼吸が悪化しました。そんな時、友人からクリエイターを目指すことを勧められ、友人の製作会社や先輩監督のスタッフとして活動を始めます。その後、母親が倒れ、在宅介護をする中で、母への感謝の気持ちを映画で表現したいという思いが芽生えました。

映画作品

2014年、葉七は自身の介護体験を基にした長編映画『かあちゃんに贈る歌』を制作し、劇場公開されました。この作品では監督とエグゼクティブプロデューサーを務め、主演にはあいはら友子、西方凌が迎えられ、風間トオルが特別出演しました。映画の公開後、好評を受けて多くの介護団体主催のイベントで上映され、新人監督映画祭にも招聘されました。

続いて、2020年には長編ドキュメンタリー映画『介護絆つながって生こか』が公開され、こちらも厚生労働省から推薦を受け、多くの注目を集めました。2023年7月、彼女の3作目である『認知症愛の奇跡』も劇場公開され、引き続き介護や福祉をテーマにした映画が制作されています。

社会活動と今後の展望

葉七は、映画制作の傍ら、介護団体の理事や福祉セミナーのボランティアスタッフとしても活動し続けています。また、今後は厚生労働省推薦映画『健康長寿の秘訣〜最強ご高齢者〜』や平生町教育委員会特別後援の『平和を祈る〜戦争体験者と家族が伝えたいこと〜』など、さまざまな社会問題に取り組む作品が順次公開予定です。

まとめ

葉七はなこの活動は、介護や福祉に関する問題を深く掘り下げ、映像を通して社会に訴えかけるものです。彼女の作品は、見る人々に感動を与えるだけでなく、介護というテーマの重要性を再認識させるきっかけとなっています。今後の活躍にも期待が寄せられています。

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