葛島橋東詰停留場

葛島橋東詰停留場

葛島橋東詰停留場（かづらしまばしひがしづめていりゅうじょう）は、高知県高知市葛島一丁目に所在し、とさでん交通後免線の停留場の一つです。この停留場は、地域の交通の要所となっており、地元住民や観光客に利用されています。

歴史

この停留場は1910年6月7日に、これに先立つ国分川橋梁（葛島鉄橋）の完成に伴い開業しました。当初は、土佐電気鉄道の一部として名を馳せていました。その後、10月に葛島橋西詰と鹿児間の開通に伴い正式に開業し、葛島橋東岸停留場としての名称でスタートを切りました。その後、数度の名称変更を経て、現在の名称に至ります。

開業時の国分川橋梁は長い間利用されていましたが、90年以上が経過した2002年に老朽化に伴い新たな橋が架けられ、停留場もその際に移設されました。このように、葛島橋東詰停留場は長い歴史を有し、高知市民の足として重要な役割を担っています。

年表

• - 1910年（明治43年）

6月7日：国分川橋梁（葛島鉄橋）が竣工。
10月15日：土佐電気鉄道の停留場として正式に開業。

• - 2002年（平成14年）

12月14日：国分川橋梁の架け替えに伴い移設。

• - 2014年（平成26年）

10月1日：運営会社が統合され、とさでん交通となる。

停留場構造

葛島橋東詰停留場は後免線の専用軌道区間に設置されており、そこにあるホームは2面あります。ホームは相対式であり、東西方向に伸びる2本の線路を挟んで向かい合っています。北側のホームは後免町方面行き、南側のホームははりまや橋方面行きです。また、後免町方面に向かう渡り線もあり、折り返し運転が可能です。

停留場周辺

停留場は国分川の河口近くに位置し、川の堤防は高潮対策のために高く設けられています。国分川橋梁はその上に架かっており、旧来の橋と比べて新しい橋はさらに安全性が高いとされています。停留場名の由来になった葛島は、周囲の小高い丘であり、古代には浦戸湾の実際の島の一部でした。また、後免線の軌道はこの葛島を避けるように設計されています。

停留場周辺には国道195号や国道32号の交差点があり、交通の便も良好です。また、「葛島橋東詰」や「葛島」といったバス停も近くにあり、アクセスが便利です。

隣接停留場

この停留場に隣接するは、、西高須停留場と知寄町三丁目停留場です。どちらもとさでん交通の路面電車の一部であり、地域住民の生活に深く関わっている停留場です。

このように、葛島橋東詰停留場は、高知市の重要な交通拠点であると同時に、その歴史や周辺の環境も魅力的な場所です。

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