葭原滋男

葭原滋男（よしはら しげお）

1962年11月23日生まれ、埼玉県鶴ヶ島市出身（出生は東京都杉並区）のパラリンピック選手。陸上競技と自転車競技で複数のメダルを獲得し、現在はブラインドサッカー選手としても活躍しています。

生い立ちと視覚障害

埼玉県立小川高等学校、学校法人神田外語学院を卒業。10歳の頃に網膜色素変性症を発症し、その後、視力を失いました。

パラリンピックでの活躍

1992年のバルセロナパラリンピックでは、陸上競技の走り高跳び（視覚障害者部門）に出場し4位入賞。1996年のアトランタパラリンピックでは同種目で銅メダルを獲得しました。1994年のジャパンパラリンピックで記録した走り高跳び181cmは、2012年1月時点で視覚障害者部門の日本記録となっています。

1998年、自転車実業団チーム「スミタラバネロパールイズミ」に所属し、自転車競技に転向。2000年のシドニーパラリンピックでは、水沢耕一選手とのコンビで、1kmタイムトライアル（視覚障害者部門）で1分4秒950の世界新記録（当時）を樹立し金メダルを獲得。スプリントでも銀メダルを獲得しました。2004年のアテネパラリンピックでは、大木卓也選手と組み、スプリントで銀メダルを獲得しています。

その他の活動

2000年には朝日スポーツ賞を受賞。その後、ブラインドサッカーに転向し、2007年から日本代表に選出。2009年のアジア選手権ではハットトリックを達成。現在も日本代表として活躍し、「PK職人」の異名を持ちます。2011年にはブラインドサッカーチーム「乃木坂ナイツ」を立ち上げ、指導者としても活動しています。

さらに、ブラインドサーフィンなどの新たな障害者スポーツにも挑戦。タンデム自転車交流協会の顧問相談役として、タンデム自転車の一般公道走行認可にも尽力しています。

外部リンク

1kmTT優勝記事（日刊スポーツ）

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