蒲郡市農業協同組合

JA蒲郡市（蒲郡市農業協同組合）

JA蒲郡市は、愛知県蒲郡市宮成町に本店を構える農業協同組合です。地域農業の振興に大きく貢献しています。

特色

蒲郡みかん

JA蒲郡市を語る上で欠かせないのが、特産品である「蒲郡みかん」です。温暖な気候と豊かな自然に恵まれた蒲郡市で育まれたみかんは、その品質の高さから地域ブランドとして認められています。2008年には地域団体商標に認定され、そのブランド力を確立しました。

蒲郡柑橘組合の受賞

2010年3月には、JA蒲郡市の組織内にある蒲郡柑橘組合が、第39回日本農業賞の大賞を受賞しました。これは、蒲郡みかんの品質の高さと、生産者の努力が認められた証と言えるでしょう。

蒲郡温室みかん

蒲郡みかんの中でも、特に高品質なのが「蒲郡温室みかん（ハウスみかん）」です。かつては単一農協のハウスみかんとして全国一の生産額を誇っていましたが、2006年4月にJAからつが誕生したため、現在は全国2位となっています。

沿革

JA蒲郡市の歴史は、戦後の農協設立に遡ります。

前史

1948年、蒲郡市には6つの総合農協と1つの専門農協（蒲郡柑橘農協）が誕生しました。蒲郡柑橘農協の初代組合長は神田健治氏が務めました。

1962年には蒲郡柑橘会館が竣工し、1969年には蒲郡市柑橘農協の柑橘選果場が竣工するなど、柑橘産業の発展に力を注ぎました。

発足後

1972年4月1日、市内の5つの農協が合併し、蒲郡市農業協同組合として新たに発足しました。同年5月にはシンボルマークが決定し、JA蒲郡市としての歩みが始まりました。

1973年以降は、支店の開設や金融サービスの拡充、給油所の新設など、事業の多角化を進めました。1980年代には、キャッシュサービスや信用事業オンライン化など、利便性向上にも取り組みました。

1990年代に入ると、愛称を「JA蒲郡市」に変更し、三谷町農協や蒲郡柑橘農協との合併を経て、組織を拡大しました。また、中部支店の新設や大相撲蒲郡場所の開催など、新たな取り組みも積極的に行いました。

2000年代には、本店移転や介護事業の開始、生活センターの新設など、地域に根ざした事業を展開しました。また、信用事業のシステム移行やガソリンスタンドのJA-SSへの変更など、事業環境の変化に対応した取り組みも進めました。

2010年代には、蒲郡柑橘組合の日本農業賞受賞や、デイサービスセンターの開設など、地域社会への貢献をさらに強化しました。また、貯金残高2,000億円を突破するなど、組合員からの信頼も厚くなっています。

管轄地域

JA蒲郡市の管轄地域は、蒲郡市全域と豊川市（旧宝飯郡御津町）の一部です。

主な取り扱い品目

JA蒲郡市では、様々な農産物を取り扱っています。

みかん：蒲郡みかん、蒲郡温室みかん、箱入娘、はるみなど、様々な品種のみかんを扱っています。
いちご：章姫やゆめのかなど、人気の品種を栽培しています。
キウイフルーツ
水耕ねぎ
* 輪菊

JA蒲郡市は、地域農業の発展に貢献するとともに、組合員や地域住民の生活を支える様々な事業を展開しています。蒲郡みかんをはじめとする特産品の振興や、地域に根ざしたサービスの提供を通じて、地域社会に貢献しています。

もう一度検索