蓮馨寺

蓮馨寺（れんけいじ）

蓮馨寺は、埼玉県川越市連雀町に位置する浄土宗の寺院です。孤峰山宝池院と号し、本尊には阿弥陀如来を祀っています。小江戸川越七福神の第五番札所として、福禄寿が祀られていることでも有名です。

歴史

蓮馨寺は、戦国時代の天文18年（1549年）に、河越城主であった大道寺政繁が、亡き母である蓮馨尼の菩提を弔うために開基しました。開山には、大道寺政繁の甥にあたる感誉存貞上人が迎えられました。感誉存貞上人は、後に増上寺の第十世法主という要職に就いています。また、源誉存応上人（増上寺の十二世法主）など、代々高僧が住職を務めた由緒ある寺院です。

江戸時代に入ると、蓮馨寺は1602年に浄土宗の関東十八檀林の一つに選ばれました。これは、幕府公認の僧侶養成機関としての役割を担うことを意味し、葵の紋所が許されるなど、その格式の高さが窺えます。多くの学僧がここで学び、仏教界に貢献しました。

境内には、源誉存応上人の直弟子である呑龍上人を祀る呑龍堂があります。呑龍上人は安産にご利益があるとされ、毎月8日の縁日には多くの参拝客で賑わいます。また、呑龍堂の外には、釈迦の高弟であるおびんずる様が鎮座しており、触れると病気が治ると信じられ、多くの人々に親しまれています。

アクセス

蓮馨寺へのアクセスは以下の通りです。

電車:
東武東上線「川越市駅」より徒歩約10分
西武新宿線「本川越駅」より徒歩約5分
バス:
JR川越線・東武東上線「川越駅」東口から東武バスウエスト神明町車庫方面行きに乗車、「蓮馨寺前」バス停下車（乗車時間約7分）
その他:
駐車場スペースあり

脚注

新編武蔵風土記稿 巻ノ162入間郡ノ7

関連項目

関東十八檀林

外部リンク

蓮馨寺公式ホームページ
蓮馨寺 - Facebook
* 蓮馨寺 - 浄土宗寺院紹介Navi

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