蔡鍾国

蔡鍾国（チェ・ジョングク、채종국、1975年10月24日 - ）は、大韓民国・釜山広域市出身の元プロ野球選手であり、内野手として活躍しました。現在は指導者として、韓国プロ野球界に貢献しています。

アマチュア時代

延世大学校在学中には、その実力が認められ、国家野球代表に選出されました。1996年のアトランタオリンピックに出場を果たしましたが、当時の代表チームは残念ながら参加国中最下位という結果に終わりました。しかし、この経験は蔡鍾国にとって大きな転機となり、プロ野球選手への道を歩むきっかけとなりました。

プロ野球選手時代

1998年、蔡鍾国はドラフト3位で現代ユニコーンズに入団し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。当初は出場機会に恵まれない時期もありましたが、2002年には初めて100試合出場を達成し、着実に成長を遂げました。2004年には打率.275を記録し、レギュラーとしての地位を確立し、チームに貢献しました。

2007年のシーズン途中には、一塁手の趙重槿（チョ・ジュングン）とのトレードでSKワイバーンズに移籍しました。しかし、SKでは23試合の出場にとどまり、シーズン終了後にチームを離れることになりました。

2008年には、LGツインズに移籍しましたが、この年を最後に現役引退を表明しました。プロ野球選手としてのキャリアは10年間と決して長くはありませんでしたが、その間、チームのために全力を尽くしました。

引退後

引退後は指導者としての道を歩み始めました。2011年シーズン後には、ネクセン・ヒーローズのコーチに任命され、指導者としてのキャリアをスタートさせました。その後、2017年からはハンファ・イーグルスのコーチ、2021年からはKTウィズのコーチを歴任し、2023年からはキウム・ヒーローズのコーチに復帰しました。2024年シーズンをもって退団しています。

各球団でコーチを歴任し、若手選手の育成に尽力し、チームの勝利に貢献しました。指導者としての蔡鍾国は、選手時代に培った経験と知識を活かし、次世代のプロ野球選手を育てることに情熱を注いでいます。

通算情報

背番号

15 （1998年 - 2000年）
9 （2001年 - 2007年途中）
31 （2007年途中 - 同年終了）
5 （2008年）
73 （2012年 - 2020年）
75 （2021年）
76 （2023年 - 2024年）

出身学校

1991年 - 1994年：慶南商業高等学校
* 1994年 - 1998年：延世大学校

蔡鍾国は、選手、指導者として韓国プロ野球界に大きな足跡を残しました。彼の今後の活躍に期待が高まります。

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