薔薇ード

6分間息継ぎなし！衝撃のデビューシングル「薔薇ード」

2020年4月15日、ユニバーサルミュージックより配信されたシングル「薔薇ード」。これは、SNSで自己を救世主と称し、独特の個性で注目を集めるアーティスト、俺のメジャーデビューシングルである。

2019年末からレコーディングをほのめかすツイートを繰り返し、話題を呼んでいた彼のデビューは、エイプリルフールならぬ「エイプリルトゥルース」として発表された。ユニバーサルミュージックという大手のレーベルとの契約に至った最大の決め手は、本人の発言によれば「発音」だったという興味深いエピソードも伝えられている。

驚異のワンカット歌唱と、セルフプロデュースの徹底

「薔薇ード」はバラード曲だが、最大の特徴はジャケットにも明記されている通り、6分間に渡り息継ぎなしで歌い続ける点にある。作詞、作曲、編曲はもちろんのこと、ギター、ベース、ドラム、ピアノ、オーケストラ演奏、レコーディング、ミックス、マスタリング、さらにはJASRACへの登録まで、全てを自身で手がけたという驚異的なセルフプロデュースぶりだ。

楽曲制作の経緯について、インタビューでは「HONEYS（ファンの呼称）の願いを叶えたいという想いだけでマイクの前に立った」とコメントしているものの、具体的な創作秘話については語られていない。このミステリアスな点も、彼の魅力の一つと言えるだろう。

iPhone画面風MVに見る、独特の世界観

配信開始日と同日に、UNIVERSAL MUSIC JAPAN公式YouTubeチャンネルにてミュージックビデオが公開された。制作は、フィルムメイキングメディアチームbacterが担当。MVは、iPhoneのApple Musicアプリを模した縦型画面の中に、中央にアーティスト本人が映し出されるという斬新な構成となっている。

映像は、一昔前のヴィジュアル系バンドを思わせる演出と、現代的なスマートフォンのインターフェースが融合。HONEYSからのメッセージ通知や、「グラミー賞検討委員会」「武道館」「ヴァッハ」といった架空の着信などが表示されるなど、彼の個性あふれる世界観を余すことなく表現している。

監督をはじめとしたスタッフも、多数参加しており、細部までこだわり抜かれた作品となっている。

まとめ：挑戦と個性の融合

「薔薇ード」は、6分間の息継ぎなし歌唱という挑戦的な試みと、アーティスト独自の個性と世界観が融合した、唯一無二の作品である。セルフプロデュースによる徹底的なこだわり、そしてミステリアスな創作秘話など、多くの謎を残しつつも、リスナーの心を掴んで離さない魅力が詰まっている。彼の今後の活動からも目が離せない。

主なスタッフ（MV）

撮影：奥野尚之
照明：嶺隼樹
メイク：進士あゆみ、松本茜音
編集：今津祥、馬場樹、坂内七菜、沼田昌樹
アシスタントディレクター：安藤興作、金鵬、丸山夏奈
ディレクター：嶋﨑亜美、山部哲也

関連情報

UNIVERSAL MUSIC JAPANの楽曲紹介ページ
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俺 「薔薇ード」～6分間息継ぎ無し～【フルMV】 - bacter
俺 (@Messiah_ore) - X（旧Twitter）

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