薔薇色の明日

『薔薇色の明日』について

『薔薇色の明日』（ばらいろのあした）は、日本のシンガーソングライターでドラマーの高橋幸宏が1983年に発表した5枚目のアルバムです。このアルバムは、英題で『Tomorrow's Just Another Day』と呼ばれ、幅広い音楽性を持つ楽曲が収められています。

リリースと歴史

1983年8月24日、アルファ[[レコード]]の¥ENレコードレーベルからリリースされました。リリース時にはLPレコードとカセットテープの形式で提供され、その後、1984年には初めてCD化されました。1992年と1994年にも再版され、より多くのファンに手に取られることとなりました。さらに2005年にはデジタルリマスタリングが施されたCDが、特別な紙ジャケットとともにリリースされています。

2022年3月9日には、『薔薇色の明日+3』というタイトルの下、ボーナストラックが追加されたバージョンが発表されました。この新版は、ソニー・ミュージックダイレクトのALDELIGHTレーベルからリリースされ、アルバム『WHAT, ME WORRY?』と同時展開されました。リマスタリングには砂原良徳が携わり、ライナーノーツには俳優の安田顕によるコメントが収められています。

収録曲

A面

• - Ripple
• - My Bright Tomorrow
• - 蜉蝣/Kagerou
• - 6月の天使/Rokugatsu No Tenshi
• - 前兆/Maebure

B面

• - 偶然/Coincidence
• - This Island Earth (ブライアン・フェリーのカバー)
• - Are You Receiving Me? (Remix)
• - Good Time (リメイク)
• - The April Fools (ディオンヌ・ワーウィックのカバー)

楽曲の特徴

アルバムの楽曲は、高橋自身の作詞・作曲によるものが多い一方、ピーター・バラカンやピエール・バルーなどの他の著名なアーティストも作詞に参加しており、多彩な表現が魅力です。「蜉蝣」と「前兆」はニッカウヰスキーのCMに使用されたことで特に話題を呼びました。

また、カバー曲である「This Island Earth」と「The April Fools」は、それぞれ違ったアプローチで演奏されており、オリジナルとは異なる魅力を放っています。

参加ミュージシャン

高橋幸宏本人の演奏に加え、他の多くの著名なミュージシャンも参加しています。細野晴臣のベース、坂本龍一のピアノ、ビル・ネルソンのギターなど、それぞれの楽器が持つ個性が、アルバム全体の色彩を豊かにしています。

特徴と影響

このアルバムは、リリースされた当時から日本の音楽シーンで高い評価を得ており、アーティストたちに多大な影響を与えました。独自のサウンドと豊かなメロディーは今もなお、多くのリスナーに愛されています。高橋幸宏の音楽は、単なるポピュラー音楽にとどまらず、時代を超えて聴き継がれる魅力を持っています。

もう一度検索