薮田町 (名古屋市中区)

藪田町（やぶたちょう）

概要

藪田町は、かつて愛知県名古屋市中区に存在した地名です。この町は、その短い歴史の中で、所属する区の変更や住居表示の実施による編入を経て、その名を消しました。この文章では、藪田町の歴史、地名の由来、そしてその変遷について詳しく解説します。

歴史

地名の由来

藪田町の地名は、旧東古渡町字藪田に由来します。しかし、この字名自体の由来については、残念ながら詳しい記録は残っておらず、現在では不明となっています。

沿革

1911年（明治44年）11月1日：中区東古渡町の一部が分離し、新たに中区藪田町として成立しました。この時、藪田町は名古屋市の一部としての歴史を歩み始めました。
1944年（昭和19年）2月11日：昭和区が新設されたことに伴い、藪田町は中区から昭和区へと編入されました。この時期、名古屋市の行政区再編が活発に行われていたことがわかります。
1946年（昭和21年）4月15日：戦後の行政区再編により、藪田町は再び中区へと編入されました。わずかな期間ではありましたが、昭和区に所属していた時期がありました。
1969年（昭和44年）10月21日：住居表示の実施に伴い、藪田町はその全域が中区千代田四丁目へと編入され、町名としての役割を終えました。これにより、藪田町という地名は地図上から姿を消すこととなりました。

まとめ

藪田町は、名古屋市の歴史の中で、その名前を短期間ではありましたが残した町でした。地名の由来は不明なものの、その変遷は名古屋市の行政区の変遷を反映しています。住居表示の実施により、その名前は消えましたが、かつてそこに存在したという事実は、名古屋の歴史の一部として記憶されるべきでしょう。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

* 名古屋市の地名

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