藤井樹

藤井 樹（ふじい いつき）

プロフィール

日本のプロラグビーユニオン選手。1995年7月9日、神奈川県にて生を受けた。ポジションはロック（LO）で、献身的なプレーと強靭なフィジカルを特徴とする。身長は181cm、体重は102kgと、ロックとして必要な体格を備えている。チームメイトからは「いつき」のニックネームで親しまれている。

経歴

藤井選手のラグビーキャリアは、神奈川県で始まった。日本大学高等学校でプレーした後、ラグビーの強豪として知られる帝京大学へ進学。大学でもロックとして研鑽を積み、卒業までの4年間で選手としての基盤を確立した。

帝京大学を卒業した2018年、当時トップイーストリーグに所属していたセコムラガッツに加入。社会人選手としての第一歩を踏み出した。セコムラガッツはその後、日本のラグビー再編に伴い、ジャパンラグビーリーグワンのDIVISION 3に所属する「狭山セコムラガッツ」として新たなスタートを切る。藤井選手はチームの変遷を見守りながら、セコムラガッツでのキャリアを積み重ねていった。

チームがリーグワンに参入して以降も、藤井選手は日々練習に励み、プロの舞台で活躍する機会を伺っていた。そして、ついにその時が訪れる。2024年12月22日、ジャパンラグビーリーグワン2024-25シーズンの第1節、WG昭島との対戦において、彼は念願のリーグワン公式戦への初出場を果たしたのである。

プレースタイルとチームでの役割

ロックはスクラムの第二列を担い、ラインアウトではジャンパーを務めるなど、セットプレーにおいて極めて重要な役割を果たすポジションである。また、フィールドプレーにおいても、密集でのボール争奪やゲインラインへのアタック、タックルなど、攻守にわたってハードワークが求められる。身長181cm、体重102kgという体格を持つ藤井選手は、ロックとしてこれらの役割を遂行するためのフィジカル的な強さを持っている。長年セコムラガッツに在籍し、チームの戦術や文化を深く理解していることも、彼の強みの一つと言えるだろう。

今後の展望

2024年12月にリーグワンデビューを果たした藤井選手は、これから本格的に日本のトップリーグでのキャリアを積み重ねていくことになる。狭山セコムラガッツにとって、経験豊富な選手の活躍はDIVISION 3での戦いを勝ち抜く上で不可欠である。チームの重要な一員として、セットプレーの安定やフィールドでの貢献を通じて、チームを勝利に導く活躍が期待される。今後のリーグワンでの更なる出場機会と、選手としての成長に注目が集まっている。

関連事項

日本大学高等学校
帝京大学ラグビー部
* 狭山セコムラガッツ

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