藤井聖

藤井聖のプロフィールと経歴

藤井聖（ふじい まさる）は、1996年10月3日生まれで神奈川県海老名市出身のプロ野球選手です。現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する投手で、左投左打のスタイルを持っています。

経歴

プロ入り前

藤井選手は、小学校3年生のときに海老名フレンズで野球を始めました。中学時代は外野手としてプレーし、瀬谷リトルシニアに所属していました。彼のチームメイトには、今後のプロ入りに繋がる活躍を見せる鈴木翔天がいました。

高校に進学すると、富士市立高校で投手へと転向。この時期にオーバースローからスリークォーターにフォームを変え、特に3年夏の大会で藤枝東高校を相手に9回ノーヒットノーランを成し遂げます。

その後、東洋大学法学部法律学科へ進学し、大学時代は再度オーバースローに戻して5年ぶりの登板に挑みましたが、出場機会には恵まれず、通算11試合に登板して1勝を記録。大学時代の同期には、上茶谷大河や甲斐野央など、同じくプロ入りを果たす選手が多くいます。

プロ入り

2019年、JX-ENEOSに入社。法人チームでも頭角を現し、特に都市対抗野球大会においては三菱日立パワーシステムズから補強選手として出場。代表としても侍ジャパンのメンバーに選ばれました。2年目にはエースとしてチームをけん引し、ENEOSの都市対抗野球大会出場に貢献しました。

楽天時代

2020年のドラフトでは東北楽天ゴールデンイーグルスから3位指名を受け、契約を結び背番号47を与えられました。2021年は春季キャンプを一軍で始めましたが、出場機会は少なく、イースタン・リーグで経験を積む形となりました。

2022年は開幕一軍に名を連ね、プロ初先発登板を果たし、良好な成績を残しながらも、登板機会に恵まれない年となりました。2023年も一軍での出場が期待されましたが、登録が抹消されるなど波乱の一年となりました。それでも、二軍では結果を出し続け、最終的にはシーズン10試合に登板し、高い防御率を記録しました。

2024年にはさらに成長を遂げ、開幕戦での初登板を含む先発ローテーションを支える存在となりつつあります。監督からも信頼を受け、シーズン中に多くの勝利を手にしました。

選手としての特徴

藤井選手の投球スタイルは、速球とスライダーを中心に組み立てられています。加えてツーシームやチェンジアップを織り交ぜた多彩な投球が特徴的です。アマチュア時代には最速150km/hを記録し、プロ入り後も147km/hの速球を投げる能力を備えています。それにもかかわらず、彼は制球に課題を抱えており、コントロール向上が今後の課題です。

プライベート

藤井選手は、漫画「MAJOR」が大好きで、自身の大学時代を乗り越える力になったと語っています。スポーツ選手としての励みになっている漫画の存在は、彼の成長に大きな影響を与えています。

選手として成長を続ける藤井聖。今後の姿に期待が高まります。

もう一度検索