藤原 和博(ふじわら かずひろ)は、日本のメディア業界において、ナレーターおよび声優として幅広い活躍を見せる表現者です。
秋田県に生まれ、
福島県で育ちました。
12月28日生まれで、血液型はB型。現在はナレータープロダクション『洒落 Sharaku』に所属し、その活動はテレビ、ラジオ、CM、映画、企業VPなど、多岐にわたる媒体に及んでいます。
特にテレビ番組においては、情報、報道、バラエティ、ドキュメンタリーなど、様々なジャンルでその声を聞くことができます。ナレーションとしては、
フジテレビ系列の『
ノンストップ!』や通販番組『ディノス いいものプレミアム』、読売テレビの『水野美紀の映画生活』、東海テレビの『ぶらぶら!D級ウォーカー』などを担当。また、BS11の『報道ライブ インサイドOUT』や
日経CNBCの『チャンネルガイド』といった報道・経済番組でも活躍。NHK Eテレの番組PRや、BS日テレの特番ナレーションなど、その活動範囲は全国の様々な放送局に広がっています。ウェブ動画にも進出しており、
Yahoo!ニュース動画のナレーションなども手掛けています。
ボイスオーバーの分野でも非常に多くの出演歴があります。フジテレビ系の情報番組『
ノンストップ!』や『
みんなのニュース』、動物バラエティ『
坂上どうぶつ王国』、ドキュメンタリー特番『
ザ・ノンフィクション』などに参加。中でも、世界中の事件を追うシリーズ特番『目撃!超逆転スクープ』では、複数の回で緊迫した状況を伝える声として起用されています。
日本テレビ系列では『スッキリ』や『高校生クイズ』、恒例の大型番組『24時間テレビ』にも参加。NHKの『地球メシ』、『突撃!カネオくん』、TBS系の『
世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?』、『メイドインジャパン』、BS日テレの『
深層NEWS』、『世界を変えたブランド』など、主要なテレビ局の様々な人気番組や話題の企画で、登場人物やVTRの声を担当し、番組内容を視聴者に分かりやすく伝える役割を果たしています。
声優としては、アニメーション監督として知られる
新海誠氏の作品『
星を追う子ども』にて若い機関士役を務めたほか、海外作品の日本語吹き替えにも参加しており、『ハンターズアドベンチャー』ではミゲル・保安官役、『エンドレス・フィアー』ではテッド役を担当するなど、アニメや洋画の分野でも活動しています。
また、テレビCMや企業VP(ビデオパッケージ)のナレーションも数多く手掛けています。日清ファルマのウェブCM『ビフィコロンS』や『水溶性化Q10』、サイボウズのサウンドロゴナレーションなど、身近なところでその声が使われています。公共性の高いものでは、内閣府防災訓練や消防庁関連の配布ビデオ、東京図書や
パナソニック展示会関連のVP、博報堂財団やNPO法人の活動紹介ビデオなど、硬軟取り混ぜた多様な依頼に対応しています。
藤原氏は、ナレーター・声優としての技術だけでなく、多岐にわたる特技や趣味を持つことでも知られています。特技としては、商品を魅力的にプレゼンする実演販売、声帯模写を行うものまね、さらには体の不調を整える筋伸張調整法やリフレクソロジーといったボディケアの技術、そして人力車での浅草観光案内といったユニークなものまで持ち合わせています。趣味も多彩で、バイクでのツーリング、デザイン性の高い椅子収集、自然を満喫するキャンプ、知識や感性を磨く読書、そして自ら作物を育てる家庭菜園と、インドアからアウトドアまで幅広く楽しんでいます。これらの多様な経験やスキルは、人間的な深みを増し、声を使った表現活動においても、様々なキャラクターや状況に寄り添う豊かな表現力に繋がっていると考えられます。
ナレーション、ボイスオーバー、声優として確かな実績を積み重ねながら、常に新しい経験を取り入れ、自己を更新し続ける藤原和博氏。その深みのある声と、多彩なバックグラウンドに裏打ちされた表現力をもって、今後も幅広いメディアでの活躍が期待されています。