藤岡好明

藤岡好明（ふじおかよしあき）

藤岡好明は、1985年3月12日生まれのプロ野球選手で、投手およびコーチとして活動しています。出身地は大阪府豊中市で、右投げの左打ちです。現在は、くふうハヤテベンチャーズ静岡に所属しています。

経歴

プロ入り前

藤岡は、小学校時代に軟式野球を始め、その後豊中第十五中学校の準硬式野球部で活動。宮崎日大高校へ進学後、9つの大会で二塁手として活躍し、特に九州大会での優勝が印象的でした。彼の同期にはプロ選手になった下園辰哉がいます。高校卒業後はJR九州に入団し、チームの都市対抗野球準決勝進出に貢献しました。

ソフトバンク時代

2005年のドラフトで福岡ソフトバンクホークスから指名され、8000万円の契約金で入団。2006年春の開幕一軍入りを果たし、プロデビュー後はセットアッパーとして多くの試合に登板。特に、62試合に登板した初年度は新人記録として名を残しました。驚異的な無失点記録を達成し、翌年以降も中継ぎとして活躍を続けていましたが、故障も経験しました。2009年から2011年にかけては先発としても試合に出場。2012年には防御率1.19を記録し、その後も安定した投球を続けますが、肝機能の問題により長期離脱もありました。

日本ハム時代

2013年末、北海道日本ハムファイターズへの移籍が発表され、背番号22を着用。移籍初年は好スタートを切ったものの、その後は出場機会が減少。2016年には金銭トレードでDeNAに移籍し、新たな挑戦が始まりました。DeNAでは、初めての開幕一軍で登板するも怪我に見舞われ、シーズン途中からの本格復帰は叶いませんでした。

コーチ活動

2020年には現役を引退し、DeNAのコーチに就任し、2021年からは二軍の投手コーチとして活動。2021年、九州アジアリーグの火の国サラマンダーズに登録選手として復帰し、コーチと選手を両立させながらの現役復帰を果たしました。

2024年の挑戦

くふうハヤテベンチャーズ静岡に選手として内定し、2024年からの公式戦出場を目指すことが報じられました。肩のコンディションに気を配りつつ、現役続行を誓っています。

プレースタイルと特徴

藤岡はサイドスローから140km/h前後のストレートを投げ、スライダーやシュート、カットボールなど多彩な変化球を操ります。特に肩の状態を見ながら力強い球を投げる技術は、近日中の復活に向けた彼の大きな要素です。

個人の成績と今後

藤岡は、NPBでのキャリアを通じて多くの経験を積んできました。数々の投球記録を打ち立て、名実ともに高い技術を持つ選手として知られています。今後も新たな挑戦をし続ける藤岡好明の動向に注目が集まります。

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