藤崎賢一

概要

藤崎賢一（ふじさき けんいち）は1967年生まれの日本の音楽家で、主にボーカリスト、ソングライター、音楽プロデューサーとして知られています。兵庫県川西市で生まれた彼は、若いころから音楽に親しみ、多様なバンドでの活動を通じて自身の音楽スタイルを確立していきました。

初期の活動とJUSTY-NASTYの結成（1987年）

藤崎の音楽キャリアは、1987年にJUSTY-NASTYというバンドを結成することから始まります。このバンドはインディーズで活動を開始し、アルバム『PLEASURE OF THE SLUTS』などをリリースしました。1989年にメジャーデビューを果たすと、『ジェラシー』や『盗まれた瞳』などのヒット曲を生み出し、合計で9枚のシングルと10枚のアルバムを出すことになります。JUSTY-NASTY在籍中の藤崎はソロ活動や他バンドとの交流を深め、音楽シーンでの地位を確立しました。

CRAZEとその後の活動（1995年～1997年）

1995年にはCRAZEに参加し、その後も人気を博します。メジャーデビューシングル『NAKED BLUE』を皮切りに、数月間のツアーを経て、アルバム『BE CRAZY』や『THAT'S LIFE』をリリースしました。しかし、1997年にCRAZEを脱退ししばらく活動を休止しました。

ソロ活動の再開（2001年～2003年）

約4年のブランクを経て、2001年にソロシングル『IGNITION FOR REBIRTH』を発表し、音楽シーンに復帰。新宿ロフトでのソロライブも成功を収め、以後はアルバム『SEEKING SOUL』を発表。その後もスピンオフバンドを結成しつつ、精力的にソロ活動を展開しました。2002年のライブは映像ソフト化され、注目を集めました。

バンド活動の拡充と再結成（2004年～2011年）

その後、藤崎は2004年に6(six)を結成し、数枚のアルバムを発表します。2007年にはJUSTY-NASTYのメンバーが再集結し、セルフカバーや新しい作品の制作を行いました。2011年には健康上の理由から音楽活動を一時休止し、作品制作に専念しました。

LIZARD'S TAILからBordeauxへ（2012年～2015年）

2012年に結成したLIZARD'S TAILでは音楽の多様性を探求し、2014年にBordeauxに改名。彼らの活動は新たな音楽表現の形として注目を集めました。また、Bordeauxの活動同時に藤崎名義での作品リリースも行われ、様々な形でファンの期待に応えました。

現在の活動と復帰（2015年～2023年）

2015年にORIGINAL JUSTY-NASTYが再結成され、新たにライブやアルバム制作が行われます。2023年にはライヴの最中に急性心筋梗塞で倒れながらも、復帰に成功し、現在はTHEE ME & EPITAPHというバンドで活躍中です。藤崎賢一の音楽人生は、多岐にわたる活動と変遷を経て、今もなお新しい挑戦を続けています。

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