藤春廣輝

藤春 廣輝 (ふじはる ひろき)

藤春廣輝は、1988年11月28日生まれの大阪府東大阪市出身のプロサッカー選手で、現在はFC琉球に所属するディフェンダー（左サイドバック）です。彼は日本代表としてもプレーした経験を持っています。

来歴

プロ入り前

彼は東大阪市立孔舎衙東小学校および中学校を卒業し、地元のクラブでサッカーを始めました。高校では、東海大学仰星高等学校に進学し、2年次にはインターハイに出場しましたが、大きな注目は浴びていませんでした。2007年に大阪体育大学に進学し、2008年には総理大臣杯で日本一に輝くも、大学生活では関西学生リーグ2部で過ごすなど、苦難の時代もありましたが、4年次にはサイドバックとして優れた能力を示し、アシスト王やベスト11に選ばれるなどの成果を残しました。

ガンバ大阪

2011年、藤春はJ1リーグに所属するガンバ大阪に入団しました。彼のキャリアはACL（アジアチャンピオンズリーグ）のメルボルン・ビクトリー戦での公式戦初出場から始まり、同年のJリーグにおいて初得点を記録します。2012年にはレギュラーとしてプレーし、全試合フル出場を果たしましたが、チームはJ2に降格。2013年には全公式戦でスタメン出場し、J2全試合にフル出場して優勝に貢献し、「黄金の脚賞」を受賞しました。2014年以降はスタメン争いが激化しましたが、2015年には重要な場面での決勝ゴールを挙げるなど、チームの重要な選手となりました。

藤春は2019年のシーズン、怪我に悩まされながらも復帰し、その後も活躍を続けました。しかし2023年には出場機会が減少し、契約満了によりG大阪を退団。12月28日にはFC琉球への新たな移籍が発表されました。

日本代表

藤春は2015年に日本代表に初選出され、チュニジア戦でA代表デビューを果たしました。その後も東アジアカップやワールドカップ予選に招集され、特に攻撃的なサイドバックとして評価されました。2016年にはリオ五輪のU-23日本代表にオーバーエイジ枠で選ばれ、グループリーグに出場しましたが、日本代表はグループリーグで敗退しました。

人物・エピソード

藤春広輝は高校時代にラグビー選手の木津武士や山中亮平と同級生であり、大学時代には他のJクラブの練習に参加するなど、幅広い経験を積んでいました。2011年にはガンバ大阪の公式応援番組で表彰を受けるなど、その存在感を強めていきました。

所属クラブ

• - クサカSS (2001年 - 2003年)
• - EXE'90FC (2004年 - 2006年)
• - 東海大学付属大阪仰星高校 (2007年 - 2010年)
• - 大阪体育大学 (2011年 - 2023年)
• - ガンバ大阪 (2011年 - 2023年)
• - FC琉球 (2024年 - )

藤春廣輝は、努力と実績を重ねた選手であり、今後の活躍にも目が離せません。

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