藤本国彦

藤本 国彦について

藤本 国彦（ふじもと くにひこ、1961年生まれ）は、日本の著作家、編集者、音楽評論家として知られ、特にビートルズ研究に特化した活動を展開しています。東京都で文学者の家系に生まれた彼は、幼少期から音楽に対する強い情熱を抱いており、中学1年生のときにビートルズの音楽と出会ったことが、彼の人生の大きな転機となりました。

キャリアの始まり

1991年に株式会社音楽出版社に入社し、ビートルズを含む音楽関連の編集を中心にキャリアをスタートさせました。特に『CDジャーナル』編集部での勤務では、ビートルズに関する多くの記事や特集を手掛け、2011年の退職までに彼の編集技法や音楽評論家としての実力を磨いていきました。

フリーとしての活動

2015年からはフリーの編集者として、主にビートルズに関する書籍の執筆や編集活動を行っています。また、イベントや講座の講師としても活動し、音楽ファンに対してビートルズの魅力を伝えています。「編集」、「責任編集」、「監修」といった役割で、彼は多くのビートルズ関連書籍や映画の字幕監修にも関与してきました。特に、映画『ザ・ビートルズ: Let It Be - レストア版』や『ザ・ビートルズ: Get Back』の字幕監修を手掛けたことは、彼の権威をさらに高める一因となりました。

主要著作

藤本は、ビートルズに関する多くの著書を執筆しています。以下は彼の代表的な著書一覧です：

• - 単著:

- 『ビートルズ213曲全ガイド』(音楽出版社、2015年、改訂版: 2017年)
- 『GET BACK…NAKED』(牛若丸、2016年)
- 『ビートルズ語辞典』(誠文堂新光社、2017年)
- 『ビートルズはここで生まれた』(CCCメディアハウス、2018年)
- 『ゲット・バック・ネイキッド』(青土社、2020年)
- 『ジョン・レノン伝』(毎日新聞出版、2020年)
- 『気がつけばビートルズ』(産業編集センター、2021年)
- 『365日ビートルズ』(扶桑社、2021年)

• - 共著:

- 『徹底攻略!超難問集：史上最強の超雑学 ビートルズ編』（中山康樹との共著、ヤマハミュージックメディア、2003年）
- 『ポール・マッカートニーUK盤コンプリート・ガイド』（井上ジェイとの共著、音楽出版社、2014年）
- 『ジョージ・ハリスンUK盤コンプリート・ガイド』（井上ジェイとの共著、音楽出版社、2015年）
- 『アンダーグラウンド・ビートルズ』（本橋信宏との共著、毎日新聞出版、2024年）

プライベートな一面

藤本の多彩な趣味も彼の人柄を表現しています。好角家であり、愛猫と共に過ごす時間を楽しみ、カレー料理にも目がないという一面があります。彼の生活観や趣味は、音楽活動に対する情熱をさらに豊かにし、ファンとのつながりを深める要素ともなっています。

まとめ

藤本国彦は、ビートルズに捧げた情熱を持つ日本の重要な音楽評論家であり、その独自の視点や著作は、多くの音楽ファンに愛されています。彼の活動は、ただ音楽を楽しむだけでなく、それをどのように理解し、共有するかを考えるきっかけを与えてくれるでしょう。

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