藤森英二

藤森英二（ふじもり えいじ）

1932年（昭和7年）7月25日 - 2018年（平成30年）4月4日
日本の政治家。福島県郡山市長を3期務めた。

生涯

長野県諏訪市出身。福島県立安積高等学校を経て、1955年（昭和30年）に明治大学商学部を卒業。同年、郡山市役所に入庁し、総務部長、保健衛生部長などを歴任した。

1989年（平成元年）の郡山市長選挙に立候補するも、現職の青木久に敗れる。1993年（平成5年）の市長選では、社会党、日本新党の推薦を受け、自民党前県議の新人を破り、初当選を果たした。

市長在任中は、1997年（平成9年）に郡山市を東北地方初の中核市に移行させた。同年には市長選で新人2人を破り再選。2001年（平成13年）には長年の懸案であった郡山駅西口再開発事業を推進し、ビッグアイを建設した。また、2003年（平成15年）には日東紡績郡山第一工場跡地に21世紀記念公園麓山の杜を整備するなど、都市基盤の整備に尽力した。

2005年（平成17年）4月26日に郡山市長を退任。

全国市長会副会長、県市長会長、日本下水道協会副会長、日本土地区画整理協会副会長、全国水防管理団体連合会副会長、全国都市公園整備促進協議会副会長など、数々の要職を歴任した。

2010年（平成22年）春の叙勲で旭日小綬章を受章。2018年（平成30年）4月4日、老衰のため郡山市内の特別養護老人ホームで死去。85歳没。死没日をもって正五位に叙された。

郡山市長選挙

1989年（平成元年）
落選。現職の青木久に敗れる。
最終投票率：71.27%
1993年（平成5年）
初当選。社会党、日本新党の推薦を受け、自民党前県議の新人を破る。
最終投票率：67.55%
1997年（平成9年）
再選。新人2人を破る。
最終投票率：57.75%

主な業績

1997年（平成9年）：郡山市を東北初の中核市に移行。
2001年（平成13年）：郡山駅西口再開発事業でビッグアイを建設。
2003年（平成15年）：21世紀記念公園麓山の杜を建設。

受賞・叙勲

2010年（平成22年）：旭日小綬章
没後、正五位

参考文献

* 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』日外アソシエーツ、2005年。

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