藤沢慶応前郵便局

藤沢慶応前郵便局について

藤沢慶応前郵便局は、神奈川県藤沢市遠藤に所在する郵便局です。かつては無集配特定郵便局として運営されていましたが、現在は日本郵便株式会社の管轄となっています。この郵便局は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス（SFC）と連携し、最先端の技術を導入した「マルチメディア郵便局」として、様々な実験的なサービスを提供していたことで知られています。

所在地とアクセス

郵便局の所在地は、〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤4250-1です。アクセスは、神奈中バスの慶応大学停留所を下車してすぐです。また、東名高速道路や小田原厚木道路の厚木ICからは、南東へ約8.5kmの距離にあります。駐車場も6台分完備されています。

歴史

1998年7月27日に藤沢慶応前郵便局として開局しました。2007年10月1日に民営化され、2012年10月1日には日本郵便株式会社が発足し、その管轄下となりました。

取り扱い内容

藤沢慶応前郵便局では、郵便、印紙、ゆうパックなどの郵便関連サービスのほか、貯金、為替、振替、振込、国際送金、国債などの貯金関連サービス、生命保険やバイク自賠責保険などの保険関連サービス、そしてゆうちょ銀行ATMが利用できます。

実験的施策

藤沢慶応前郵便局は、開設当初、多くの実験的施策が行われたことで有名です。以下はその主な例です。

スマートボックス：ICカードで認証を行う私書箱で、郵便物の到着をメールで通知するシステム。
スマートベンダー：切手、はがき、ゆうパックの梱包材などを販売する自動販売機や、郵便物の自動計測・受付を行う自動サービス機。支払いには現金やふみカードが利用可能でした。
インフォメーションステーション：電子郵便局サービスや、藤沢市の公共サービス案内を提供する情報端末。ワンストップ行政サービスの試みが行われました。
パソコン：インターネット利用が可能で、慶應義塾大学の情報発信や、私書箱利用者を対象とした書籍購入システムの実証実験が行われました。
ドライブスルーサービス：車に乗ったまま、ATM、切手・はがきの自動販売機、郵便ポストが利用できるサービス。
MIIボード：ロビーに設置された、幅15m、高さ1mの大型多機能電光掲示板。

これらの実験的な取り組みは、郵便局の未来のあり方を探る上で重要な役割を果たしました。しかし、現在では、これらのサービスの多くは終了しています。

周辺環境

郵便局の周辺には、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスや慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部などの教育機関があります。

外部リンク

藤沢慶応前郵便局 - 日本郵政
「郵政省、SFCの協力を得て『マルチメディア郵便局』を開局」1998年7月23日付ascii24
* 未来オフィス調査


藤沢慶応前郵便局は、過去に最先端の技術を導入した郵便局として注目を集めましたが、現在は通常の郵便局としての機能を提供しています。

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