藤田順三

藤田順三

藤田順三（ふじた じゅんぞう、1951年 - ）は、日本の外交官。

経歴

東京都出身。1969年に東京都立第五商業高等学校を卒業後、神戸銀行（現三井住友銀行）に入行し新宿支店に配属されます。しかし、1970年に神戸銀行を退職し、語学学習に専念。1972年には足立林田法律事務所に入所しました。

外交官としてのキャリアは1975年の外務省入省から始まります。1977年にはデンマーク日本国大使館アタッシェとして初の海外勤務を経験。その後、1979年に同大使館の三等書記官、1986年には二等書記官へと昇進しました。この間、1980年には外務省第二欧州課吏員、1983年には東海大学講師も務めています。

1990年代に入ると、外務省条約局条約課課長補佐（1990年、1992年）を経て、1995年3月には在ジュネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官に就任。1999年2月からはデンマーク大使館一等書記官、リトアニア日本国大使館一等書記官（デンマーク大使館兼轄）として活躍しました。

2003年1月には外務省総合外交政策局科学原子力課国際科学協力室首席事務官、2004年8月には同局軍縮不拡散・科学部不拡散・科学原子力課国際科学協力室首席事務官、2005年には外務省総合外交政策局国連政策課企画官を歴任。2006年2月にも同企画官を務めた後、2008年4月にはデンマーク大使館公使参事官に就任しました。

2011年5月にはブリスベン総領事に任命され、7月15日に着任。2012年にはクイーンズランド大学日本学科非常勤教授も兼任しました。そして、2013年8月1日、ウガンダ駐箚特命全権大使に任命されます。2016年6月3日からは特命全権大使（アフリカ開発会議（TICAD）、アフリカにおける地域経済共同体（RECs）・平和・安全保障担当）も兼務し、アフリカ外交に尽力しました。2017年6月28日にはあしなが育英会顧問に就任しています。

著書

『高卒でも大使になれた――私を変えた人生のその一瞬』海竜社 (2014/12/12)
『高卒外交官が実践！ 人生を変える努力』海竜社 (2017/10/6)

自身の経験を基にした著書では、高卒から大使へと上り詰めた自身の経験を通じて、努力することの大切さを伝えています。

同期

藤田氏と同期入省した外交官には、河相周夫（外務事務次官）、別所浩郎（駐韓大使）、奥田紀宏（駐カナダ大使）、谷崎泰明（外務省研修所長）、三輪昭（関西担当大使）、鈴木庸一（駐フランス大使）など、多数の著名な外交官がいます。

外部リンク

着任ご挨拶（在ウガンダ日本国大使館公式ホームページ）
藤田順三総領事インタビュー（日豪プレス）

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