螢 (SIONのアルバム)

アルバム『螢』の概要

『螢』（ほたる）は、SIONが1992年9月23日にリリースした7枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムは、彼の活動の中で特に注目される作品の一つであり、1年半ぶりの新作でありました。発売元はテイチクのBAIDISレーベルです。

アルバムの特徴

本作の初回生産版には特典として、2曲のボストンアコースティックバージョンを収録した8cmCDが同封されていました。この特典は、アルバム収録曲のアレンジやスタイルの違いを楽しむことができるため、ファンにとって貴重なアイテムでした。なお、この特典CDは後に2004年に再発された際には収録が一部変更され、2008年の再発時には含まれませんでした。

リリースの変遷

『螢』は2004年5月26日に再発売され、さらに2008年8月27日には紙ジャケット仕様でリマスタリングされて再発売されました。これらの再発は、オリジナルアルバムの魅力を新たな視点で楽しむことができる機会を提供しましたが、現在はすべてのバージョンが廃盤となっています。

収録曲の詳細

本アルバムには、全ての作詞・作曲をSIONが担当し、編曲は松田文が行いました。収録曲は以下の通りです:

1. 螢 (4:48)
2. AIN'T NOTHIN' I CAN DO (3:33)
3. 当然のこと (3:39)
4. あと少し (3:01)
5. お手あげだ (3:54)
6. 2月というだけの夜 (5:58)
7. チェッ (4:26)
8. あっちへ行ってくれ (3:40)
9. ホラ吹き野郎 (5:39)
10. 早く帰ろう (5:32)
11. トタン屋根の小屋に住む老人 (4:12)
12. さあ行かなきゃ (5:49)

また、初回封入の8cmCDには以下の2曲が含まれています:

• - AIN'T NOTHIN' I CAN DO (Boston Acoustic Version) (2:56)
• - Once Only Love (Boston Acoustic Version) (4:01)

参加ミュージシャン

『螢』の制作には多くの才能あるミュージシャンが参加しています。主なメンバーは以下の通りです:

• - SION：ボーカル、ハーモニカ
• - 松田文：ギター
• - 尾崎孝：ドブロ・ギター、スティール・ギター
• - 井上富雄：ベース
• - 早川岳晴：ベース、ウッドベース
• - 細海魚：ピアノ、フェンダー・ローズ、アコーディオン
• - 粟野貢司：ピアノ、ハモンドオルガン
• - 宮田繁男：ドラム
• - 菅沼孝三：ドラム
• - 中西俊博：ヴァイオリン
• - 福森隆：ヴァイオリン
• - 大矢貞男：ヴァイオリン
• - JAKE H. CONCEPCION：サックス
• - 大沼幸江：ヴィオラ
• - 堀沢真弓：チェロ

このアルバムは、SIONの豊かな音楽表現が感じられる作品であり、ファンや音楽愛好者に強く支持されています。

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