蟻ケ崎台(ありがさきだい)は、
長野県松本市の市街地北西部に位置する、独立した町名を持つ地区です。住居表示が実施されており、面積は0.104平方キロメートルと比較的コンパクトなエリアです。
地理と地形
この地区は、
城山の東側中腹の高台に位置しており、そのため坂の傾斜が急なのが特徴です。
住宅地として開発されており、見晴らしの良い場所も多いです。
歴史
江戸時代、この地域は周辺とともに蟻ヶ崎村を構成していましたが、耕作には適さない土地柄であったため、人家は少なく、雑木林が広がっていました。その後、
人口増加に伴い、
1991年(平成3年)
11月5日に、
大字蟻ヶ崎の一部から独立し、現在の
蟻ケ崎台となりました。住居表示は1990年
11月5日に実施されています。
交通
この地区には、
城山線というバス路線が通っています。地区内には、案内板前に「
蟻ケ崎台停留所」、廃校前に「
蟻ケ崎五丁目停留所」の2つのバス停が設置されており、地域住民の重要な交通手段となっています。このバス路線は
2008年(平成20年)
12月16日に開設されるまで、近隣の「種畜場口」や「北
蟻ケ崎」のバス停が利用されていました。
城山線は、かつて松電バスによって廃止対象路線とされていましたが、市の補助金によって運行が維持されています。運行ルートは、往路が
城山公園口から放光寺口、アルプス公園、種畜場口を経由し、復路は種畜場口から
蟻ケ崎台を通って
城山公園口に戻るという経路に変更されました。便数は以前の4本から、朝9時台と午後3時台の2本に減便されましたが、毎日運行されています。
2018年(平成30年)
10月1日時点での
世帯数と
人口は以下の通りです。
世帯数: データなし
人口: データなし
まとめ
蟻ケ崎台は、
松本市の
住宅地として、高台からの眺望と静かな環境が魅力の地区です。バス路線も整備され、住民の生活を支えています。歴史的には、かつての蟻ヶ崎村の一部であったこの地は、開発を経て現在の姿に至っています。