衣川篤史

衣川 篤史（きぬがわ あつし）



基本情報



経歴


プロ入り前


衣川は大商学園高校を経て、岐阜聖徳学園大学に進学しました。在学中には同期の星野八千穂と共に、強化途上のチームを支え、大学選手権や明治神宮大会への初出場に貢献しました。特に大学3年時の選手権では初勝利を挙げ、翌年も連続出場を達成。しかし、大学4年時にはドラフト候補としての注目を集めましたが、プロのスカウトからの声はかかりませんでした。

その後、昭和コンクリートに入ったものの、チームの活動が2003年に休止となり、住友金属鹿島に転籍しました。そこで正捕手として活躍し、都市対抗野球大会に連続出場できたのは大きな実績です。特に2006年の大会では、日本生命戦での強肩ぶりが話題となり、ドラフトでの注目株に。結局、ヤクルトから2006年のドラフトで4巡目指名を受けて入団しました。

プロ入り後


2007年

プロ一年目は一軍キャンプに参加するも、オープン戦での不振から二軍スタートとなりました。しかし、徐々に出場機会を増やし、最終的に53試合に出場。打率は.274で5本塁打という成績を残し、初年度からまずまずの結果を出しました。

2008年

キャンプは二軍からスタートしましたが、川本の負傷により一軍キャンプへ合流。開幕は二軍でしたが、後に一軍へ昇格し、中日戦でプロ初安打を記録しました。しかし、右肘の故障により一軍では定着できず、最終的にはイースタン・リーグで44試合、打率.302、2本塁打を貢献しました。

2009年 - 2011年

2009年は二軍での活動が主でしたが、新型インフルエンザの影響もあり、一軍では思うような結果を残せませんでした。2010年には久しぶりの本塁打を打つも、以降は再び二軍生活が続きました。2011年は一軍出場なく、打率.193、本塁打1という成績に終わり、10月には戦力外通告を受けました。

現役引退後


引退後はヤクルトのスコアラーとして活動し、2019年からは一軍バッテリーコーチに就任。選手時代の経験を生かし、若手選手の指導に当たっています。

プライベート


衣川は社会人時代に結婚し、二人の息子がいます。2007年の入寮時には家族がいるにもかかわらず、単身での生活を選ぶ決断をしました。

記録



背番号


  • - 38（2007年 - 2011年）
  • - 83（2019年 - 現在）

関連項目



以上が衣川篤史さんの経歴や実績です。今後の彼のコーチングキャリアにも期待が寄せられます。

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