衣通真由美

衣通 真由美 (そとおり まゆみ)

衣通真由美は、1947年11月4日に大阪府泉大津市で誕生した、日本の著名な女優です。本名は真室祐三子で、宝塚歌劇団の元娘役としても知られています。彼女は1963年に宝塚音楽学校に入学し、1965年には宝塚歌劇団に入団、花組公演『われら花を愛す/エスカイヤ・ガールス』で初舞台を迎えます。この時、彼女の芸名は衣通月子（そとおり つきこ）であり、入団時の成績は54人中4位でした。星組に配属され、若手スターとしてその後の活躍に繋がる舞台経験を得ました。

彼女は1977年8月31日に東京宝塚劇場で上演された『風と共に去りぬ』の千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。退団後は六本木オフィス演劇部に所属し、舞台やテレビドラマで多岐にわたって活動を続けます。特に、彼女の唯一の主演作であるテレビドラマ『愛のファインダー』（1976年、KTV）は、彼女のキャリアにおいて重要な作品となりました。退団後は本名の「真室」の「ま」と「祐三子」の「ゆみ」を組み合わせて、芸名を「真由美」と改めました。

特技として日本舞踊を持っており、舞台での演技力や舞踊においてもその才能を発揮しています。また、彼女には弟がいます。

主な出演作品

テレビドラマ

衣通真由美は、多数のテレビドラマに出演しており、その中でも特に著名な作品には以下があります：

• - 愛のファインダー（1976年、KTV） - 主演
• - 連続テレビ小説（NHK）

- 鮎のうた（1979年 - 1980年）
- 京、ふたり（1990年 - 1991年）
- 春よ、来い（1994年 - 1995年）
- 芋たこなんきん（2006年 - 2007年） - 二ノ宮かなえ役

• - スカイライダー 第29話（1980年、MBS） - ガイド
• - 水戸黄門 第11部 第12話（1980年、TBS） - 八重
• - 暴れん坊将軍シリーズ（ANB / 東映）では数多くのエピソードに出演しており、彼女の多才な演技力が光っています。

舞台

彼女の舞台でのキャリアも豊富で、宝塚時代の代表作には以下があります：

• - ベルサイユのばらIII - ロザリー役（1976年）
• - 風と共に去りぬ - ベル・ワットリング役（退団公演）

退団後も、さまざまな舞台に出演し続け、近年には喜劇「女房は幽霊」や吉野まほろば物語などがあります。

音楽活動

また、衣通真由美は音楽活動も行っており、レコードとして「街角」をリリースしています。この曲の作詞は有馬三恵子、作曲は鈴木征一で、編曲は土田治一が手がけています。

衣通真由美は、その多彩な才能と長いキャリアを持つ女優として、舞台やテレビドラマ、音楽の世界で多くのファンに愛され続けています。彼女の演技は、幅広いジャンルに渡り多岐にわたる表現力を示しており、今後のさらなる活躍が期待されています。

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