衿沢世衣子

衿沢世衣子

衿沢世衣子（えりさわ せいこ）は、東京都出身の日本の漫画家です。彼女の作品は、日常の中に潜む非日常や、少女たちの繊細な感情を独特の視点で捉え、多くの読者の心を掴んでいます。

来歴

高校卒業後、衿沢はロンドン芸術大学キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツに留学しました。留学中、彼女は自身の近況などを漫画に描き、フリーペーパーとして日本の友人に送っていました。そのフリーペーパーを見た友人の勧めで、『コミックH』（ロッキング・オン）に投稿したところ、編集部の目に留まりました。そして2000年、『コミックH』に掲載された「カナの夏」で漫画家としてデビューを果たしました。

2022年8月には、東京・西荻窪のコーヒースタンド＆ギャラリー・HATOBAで個展「ERISAWA TEN 2022 アイスクリームと超能力」を開催し、その才能を広く知らしめました。

作品の特徴

衿沢世衣子の作品は、独特の空気感と、どこか懐かしいような雰囲気が特徴です。少女たちの日常や、何気ない風景の中に、ふと現れる非日常的な要素が、読者の想像力を掻き立てます。また、ユーモアあふれる会話や、独特なキャラクター造形も、彼女の作品の魅力の一つです。

主な作品

以下は、衿沢世衣子の主な作品リストです。

『おかえりピアニカ』（2005年、イースト・プレス）
『向こう町ガール八景』（2006年、青林工藝舎）
『シンプル ノット ローファー』（2009年、太田出版）
『ちづかマップ』（2010年、講談社）
『ウイちゃんがみえるもの』（2010年、講談社）
『SatoShio』（講談社）
『ちづかマップ』（小学館）
『ツヅキくんと犬部のこと』（2013年、秋田書店）
『新月を左に旋回』（2014年、秋田書店）
『うちのクラスの女子がヤバい』（講談社）
『ベランダは難攻不落のラ・フランス』（2018年、イースト・プレス）
『制服ぬすまれた』（2018年、小学館）
『光の箱』（2020年、小学館）
『1年1組 うちのクラスの女子がヤバい』（リイド社、2022年）
『2年1組 うちのクラスの女子がヤバい』（リイド社）
『弱火の魔法』（小学館）

この他にも、多数の短編作品やアンソロジーへの参加があります。

その他の活動

衿沢世衣子は、漫画家としての活動以外にも、書籍のカバーイラストや、TVアニメのエンドカード、エッセイの寄稿など、幅広い分野で活躍しています。彼女の独特な世界観は、様々なメディアを通じて表現され、多くの人々に感動を与えています。

外部リンク

衿沢世衣子 (@knutknut) - X（旧Twitter）
ほぼ日刊イトイ新聞-担当編集者は知っている。 - 『おかえりピアニカ』担当編集者によるインタビュー

衿沢世衣子の作品は、読者に新たな発見と感動を与え続けています。今後の活躍にも目が離せません。

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