装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ

装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ

『装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ』は、1999年3月にタカラ（現タカラトミー）より発売されたプレイステーション用タイトルです。本作は、サンライズの人気アニメ『装甲騎兵ボトムズ』を元にしたゲームであり、シリーズ第4弾の家庭用ソフトです。これまでの作品のように原作に沿ったものではなく、オリジナルのストーリーが展開されます。この作品のデザインには、著名なメカデザイナー大河原邦男氏とキャラクターデザイナー塩山紀生氏が参加しています。

ゲームの概要

本作は、1993年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『ザ・バトリングロード』以来のオリジナルストーリーで、主人公キリコ・キュービィーは名前だけの登場にとどまり、新たなキャラクターが中心となっています。また、OVA『ビッグバトル』に登場したラダァ・ニーバや、別シリーズ『機甲猟兵メロウリンク』のキャラクターも含まれ、相互にリンクする要素が特徴です。さらに、初回限定版の「パーフェクトソルジャーBOX」には、特別なアイテムが付属しており、コレクターズアイテムとしての価値も持っています。

ゲームシステム

本作は、ストーリーモードと対戦モードの2つのモードで構成されています。ストーリーモードでは、自分の名前を設定し、アーマードトルーパー（AT）を獲得してバトリングに挑む設定です。3Dシューティング形式の戦闘がメインで、ATの特性を活かした移動方法や攻撃が可能です。また、武器には連射性のあるマシンガンや、強力な単発式のソリッドシューターがあり、豊富なカスタマイズ機能も用意されています。

ストーリー

物語は、百年戦争の末期が舞台です。ギルガメス軍ハミルトン小隊は、小隊長ティア・ハミルトンの急な発狂により壊滅的な状況に陥ります。この危機を脱した兵士アズライト・フィックスは、戦争が終わった後、バトリングという新たな戦闘の世界に身を投じ、かつての仲間を追うストーリーが展開されます。アズライトは、仲間との再会や戦闘を通じて、過去の真実に向き合うこととなります。

登場キャラクター

アズライト・フィックスは本作の主人公であり、元ギルガメス軍の生き残りです。彼は自らの過去や仲間の秘密を探る旅に出ます。仲間たちは色彩豊かなキャラクターが揃い、メカニックやマッチメーカー、戦士たちが彼をサポートします。ローブというマッチメーカーやメカニックのタネン、戦士のディノなど、彼らとの関わりがストーリーに深みを与えています。

メカニクス

ゲーム内では多様なメカが登場し、プレイヤーはそれを自由に操ることができます。スラッシュドッグやブルーティッシュドッグなど、各機体は独自の特徴を持ち、戦闘スタイルに影響を与えます。また、武器の選択肢も豊富で、プレイヤーは自分自身のスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。

結び

『装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ』は、原作ファンはもちろん、新規プレイヤーにとっても魅力的な内容が満載のゲームです。精緻なメカデザインと緻密なキャラクター描写、さらに戦闘の楽しさが詰まった本作は、1999年のリリース以来、多くのファンに愛され続けています。

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