西内 勇人(にしうち はやと)は、
1993年3月30日に福岡県で生まれた日本の元ラグビー選手である。
ポジションはフォワード第三列の一角を担うフランカー(FL)。身長は182cm、体重は103kgという恵まれた体格を持ち、力強いプレーで知られた。ニックネームは「はやと」。
西内家はスポーツや芸能の世界で活躍する人物を輩出しており、彼のいとこにはタレントの
西内ひろや、女優・歌手として知られる
西内まりやがいる。また、実弟の
西内勇二もラグビー選手として競技を続けている。
彼のラグビーキャリアは、高校時代に早くから注目を集める。ラグビー強豪校である東福岡高校に進学し、高校ラグビーの聖地として知られる花園の全国大会に3度出場。うち2度でチームを全国優勝に導くという輝かしい成績を収めた。この活躍が認められ、
2010年度の高校日本代表メンバーにも選出されている。
2011年に東福岡高校を卒業後、
法政大学へ進学。大学でもその実力は衰えることなく、1年生の時からレギュラーとして公式戦に出場し、チームの中心選手として活躍した。大学4年間で、彼のリーダーシップは特に際立つ。
2013年にはU20日本代表に選ばれ、さらに同チームのキャプテンも務めた。翌
2014年には、
法政大学ラグビー部の主将にも就任し、チームを牽引した。
大学卒業後の
2015年、トップリーグに所属するヤマハ発動機ジュビロに加入し、プロキャリアをスタートさせた。同年
11月28日に行われた
ジャパンラグビートップリーグ第3節、NECグリーンロケッツ戦に途中出場を果たし、トップリーグでの公式戦デビューを飾った。
ヤマハ発動機ジュビロの一員として数シーズンプレーした後、2021年に現役からの引退を表明し、競技生活に終止符を打った。
東福岡高校時代の同級生には、
北川賢吾、中島進護、
布巻峻介、
松波昭哉、水上彰太といった後のトップリーガーたちがおり、切磋琢磨した間柄である。
法政大学時代の同級生にも、金勇輝、
小池一宏、半井優太などがいる。
引退後は、自身の
Instagramアカウント(@nishiuchih)を通じて、近況などを発信している。