西利

京漬物の老舗「西利」：伝統と革新が織りなす味

株式会社西利は、京都市下京区に本社を置く、京漬物の製造・販売を主に行う食品メーカーです。単に漬物を販売するだけでなく、ギャラリーの運営も手掛けるなど、多角的な展開を見せています。

歴史

西利の歴史は、1940年に平井太郎氏が老舗の漬物屋「西利漬物店」からのれん分けを受け創業したことから始まります。半世紀後の1990年6月には、創業50年を記念して西本願寺前に本社ビルを建設。1994年4月には、2代目社長の平井義久氏が黄綬褒章を受章するなど、着実にその地位を確立してきました。

製品

西利は伝統的な京漬物を守りながらも、新しい試みにも積極的に挑戦しています。その一つが、「あじわいぷっちょしば漬味」です。これは、京都造形芸術大学（現・京都芸術大学）の学生たちがUHA味覚糖と共同で、「京都のお土産としても買いたくなる商品の開発」をテーマに取り組んだ結果生まれた商品です。200を超えるアイデアの中から「しば漬け味」が採用され、斬新なコラボレーションとして注目を集めました。

テレビ出演

2021年11月18日には、テレビ東京の経済番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」にて、「漬物だけじゃない 京漬物店の伝統と革新」と題して西利が特集されました。番組には、西利の社長である平井誠一氏が出演し、伝統を守りつつも革新を続ける経営戦略や、京漬物への情熱が語られました。

外部リンク

公式ウェブサイト
京つけもの 西利 本店 - 京都観光Navi

西利は、伝統と革新を両立させながら、京漬物の魅力を発信し続けています。その味と歴史、そして未来への挑戦に、今後も注目が集まります。

もう一度検索