西原廉太

西原廉太

プロフィール

西原廉太（にしはら れんた）は、1962年8月26日生まれの日本の聖職者、神学者であり、立教大学の第22代総長です。教名はアシジのフランシス。立教大学文学部キリスト教学科、同大学院キリスト教学研究科教授として、アングリカニズム（英国宗教改革神学）やエキュメニカル神学を専門としています。

経歴

京都府出身。同志社高等学校を経て、1987年に京都大学工学部金属工学科を卒業しました。その後、1991年まで日本聖公会中部教区名古屋学生センター主事を務め、1994年に聖公会神学院を卒業。1995年には立教大学大学院文学研究科組織神学専攻博士課程前期課程を修了し、日本聖公会執事に任じられました。1996年には司祭に叙任され、1998年に立教大学文学部キリスト教学科専任講師、2000年に助教授、2007年に教授へと昇進しました。

2013年には関西学院大学より博士（神学）の学位を取得しています。2019年には日本聖公会中部教区主教に選出され、2020年に正式に主教按手、中部教区主教に着座しました。また、2020年にはNHK「連続テレビ小説」第102作「エール」にてキリスト教考証を担当しました。同年12月には立教学院理事会において立教大学総長に選任され、現在に至ります。

主要な役職

• - 立教大学文学部長
• - 立教大学大学院文学研究科委員長
• - 立教学院副院長・常務理事（社会連携担当）
• - 立教大学副総長
• - 聖公会神学院特任教員・校長補佐
• - 日本聖公会中部教区主教
• - 桜美林学園理事
• - 聖路加国際大学理事
• - 日本クリスチャン・アカデミー評議員
• - 日本聖公会管区渉外主査
• - 日本聖公会管区共通試験委員会委員（教理）
• - 日本聖公会教礼組委員（教理）
• - 日本聖公会エキュメニズム委員会委員長
• - 世界聖公会－世界改革派国際委員会(IRAD)前委員
• - 世界聖公会－ルーテル教会国際委員会(ALIC)前委員
• - 世界聖公会エキュメニカル関係常置委員会(IASCER)前委員
• - 世界聖公会大学連合会(CUAC)理事
• - 世界教会協議会（WCC）中央委員
• - 日本基督教学会理事・学会誌編集委員長・前専務理事
• - キリスト教学校教育同盟理事長
• - 日本キリスト教協議会(NCC)元副議長、同信仰と職制委員会委員長、常議員
• - 世界宗教者平和会議(WCRP)平和研究所副所長

著書

• - 『リチャード・フッカー　その神学と現代的意味』（聖公会出版、1995年）
• - 『聖公会が大切にしてきたもの』（聖公会出版、2012年、続版：教文館、2016年）
• - 『続・聖公会が大切にしてきたもの　宣教の課題と可能性』（聖公会出版、2012年）
• - 『聖公会の職制論　エキュメニカル対話の視点から』（聖公会出版、2013年）

共編著・監修

• - 『総説キリスト教史 3(近・現代篇)』（日本キリスト教団出版局、2007年）
• - 『神学とキリスト教学 その今日的な可能性を問う』（キリスト新聞社、2009年）
• - 『ほかに神があってはならない』（聖公会出版、2013年）
• - 『栗林輝夫セレクション１　日本で神学する』（新教出版社、2017年）

訳書

• - W.J.ウルフ編『聖公会の中心』（聖公会出版、1995年）
• - セロ・H.パウルス『この時代を見分ける 歴史・聖書・教会そして今日の宣教』（新世社、2001年）

外部リンク

• - 立教大学 総長紹介
• - 西原廉太のBLOG

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