西堀幸恵

西堀 幸恵

西堀 幸恵（にしぼり さちえ）氏は、1978年7月30日に神奈川県横浜市で生まれた日本の元女子プロレスラーです。本名はリングネームと同じ。プロレスラーとしてのリングでの熱い戦いを繰り広げました。

プロレスラーとしてのキャリア

西堀氏のプロレスラーとしての道は、1997年にI.W.A.JAPANを舞台に始まりました。

デビュー: 1997年3月10日、千葉県館山市の市民センターで開催されたI.W.A.JAPANの大会で、元川恵美選手を相手にプロレスラーとしての第一歩を踏み出しました。
全日本女子プロレス参戦: デビューと同年の1997年には、所属団体であるI.W.A.JAPANに籍を置きながらも、当時の全日本女子プロレスのリングにも上がる機会を得ました。当時の全日本女子プロレスは、経営的な困難から多くの選手がリングを去り、深刻な選手不足に直面していました。そうした状況の中、西堀選手は先輩である元川恵美選手と共に全女のツアーにも帯同し、団体をサポートしました。
全日本シングル王座挑戦: 全日本女子プロレス参戦中のハイライトの一つとして、1997年12月12日に全日本シングル王座への挑戦が挙げられます。当時、同王座を保持していた中西百重選手との一戦は、西堀選手にとってタイトル獲得の大きな機会でしたが、激闘の末に惜しくも敗れ、ベルトを手にすることは叶いませんでした。
得意技: 西堀選手が得意とした技の一つに「コルバタ」が挙げられます。相手の体を利用して旋回するこのテクニックは、彼女の試合において重要な局面で繰り出され、観客を沸かせました。

引退、そしてその後

西堀氏のプロレスラーとしての活動期間は、比較的短い数年間でした。

* 引退: 1999年9月26日には、東京・後楽園ホールにて盛大な引退セレモニーが催され、多くのファンや関係者に見守られながら、惜しまれつつ現役生活にピリオドを打ちました。

リングを降りた後の私生活では、現役時代に所属していたI.W.A.JAPANで共に汗を流した覆面レスラーと結婚し、二人の子供の母親となっています。プロレスという過酷な世界で戦った後、新たな生活を築いています。

西堀幸恵氏は、短いキャリアの中で、所属団体の枠を超えて活動し、タイトルマッチにも挑戦するなど、女子プロレス界にその名を刻みました。

もう一度検索