西堀育実

西堀育実のプロフィール

西堀育実（にしぼり いくみ）は、1981年8月20日に生まれた日本の女子ビーチバレー選手であり、インドアバレーボール選手でもあります。彼女の双子の姉は、プロビーチバレー選手の西堀健実です。

早期のキャリアと成功

長野県中野市で育った育実は、平岡小学校4年生の時に双子の姉・健実と共にバレーボールを始めました。彼女たちは、裾花中学校での3年生時に全国大会で優勝し、その名を広めました。高校卒業前の経験は、古川商業高校（現・古川学園高校）へのスカウトにもつながります。1999年には春高バレー、インターハイ、国体で優勝し、高校三冠を達成。「西堀ツインズ」というニックネームで知られ、多くの期待を集めました。

インドアからビーチバレーへ

高校卒業後、育実はVリーグのJTマーヴェラスに所属し、2001年に全日本代表にも選ばれました。しかし、自身のバレーボールスタイルとは異なる環境に苦しむこととなりました。特に、竹下佳江選手らの加入により、自分のプレイに集中できない日々が続きました。その結果、2003年に姉妹共にJTマーヴェラスを退社し、高橋有紀子の紹介を受けてビーチバレーに転向しました。

初めのうちは姉妹でペアを組んでビーチバレーに挑みましたが、ビーチバレー特有のプレースタイルに早々に適応できなかったため、姉は浅尾美和とペアを組むことに決め、一方、育実はインドアバレーに再び挑戦する道を選びました。

プロでの再チャレンジ

2007年、育実はパイオニアレッドウィングスに入団し、4年ぶりにインドアの世界に復帰しました。2007-08シーズンにはリーグに参加しましたが、体調不良に見舞われ、最終戦まで欠場しなければなりませんでした。
その後、2008年にパイオニアを退団し、同年7月に本間江梨とのペアで再びビーチバレーに挑むことを発表しました。

2013年11月には、Vプレミアリーグのトヨタ車体クインシーズへの加入が決まりました。しかし、2015年6月にはチームを離れました。拾い上げた彼女のキャリアは2017年に設立されたルートインホテルズで主将として現役復帰したことに象徴されていますが、2020年には体調不良からチームを退部することになりました。

球歴と所属チーム

育実の球歴は以下の通りです。

• - 全日本代表：2001年
• - 所属チーム：

- 小布施町スポーツ少年団
- 裾花中学校
- 古川商業高等学校（現・古川学園高等学校）
- JTマーヴェラス（2000-2003年）
- パイオニアレッドウィングス（2007-2008年）
- トヨタ車体クインシーズ（2013-2015年）
- ルートインホテルズブリリアントアリーズ（2017-2020年）

育実の波乱に満ちたキャリアは、多くのファンに感動を与え続けています。彼女はインドアとビーチバレーを行き来しながら挑戦する姿勢を貫き、今後の活躍も期待される注目の選手です。

もう一度検索