西安地下鉄4号線

西安地下鉄4号線は、中華人民共和国陝西省西安市において、市内を南北に縦断する重要な地下鉄路線です。路線の起点は未央区の北客站(北広場)駅で、終点は長安区の航天新城駅です。

概要

2018年12月26日に開業したこの路線は、西安市内の交通網を大きく発展させました。全長35.2kmにわたり、29の駅が設置されています。路線の大部分は地下を走行し、西安地下鉄2号線とおおよそ並行するように敷設されています。

北客(北広場)駅から行政中心駅までは、2号線よりも西側を走行し、行政中心駅から航天新城駅までは2号線の東側を走ります。この特徴的なルート設計により、市内の広範囲にわたる地域へのアクセスが向上しました。

特筆すべき点として、火車站駅は西安駅の改修工事の影響で、現在も未開業の状態が続いています。そのため、この駅は通過扱いとなっています。駅間の距離は様々で、最長は北客駅と元朔路駅間の1889.17m、最短は建築科技大学・李家村駅と西安科技大学駅間の869.5mです。平均駅間距離は約1213mとなっています。

沿革

西安地下鉄4号線の建設は、段階的に進められました。

2012年5月25日: 五路口駅～大唐芙蓉園駅間が試験区間として着工されました。
2016年12月30日: 全線での工事が開始されました。
2018年12月26日: 試運転を経て、全線が開業しました。

この開業により、西安市の公共交通機関は大きく改善され、市民の利便性が向上しました。

駅一覧

駅間のキロ数や累積キロ数は、小数第二位を四捨五入して表示されています。未開業の駅は、駅名欄の背景色が■で表示され、駅名が斜体字で示されています。具体的な駅の一覧は、以下の通りです。

北客站(北広場)
元朔路
文景路
行政中心
市中医医院
常青路
大明宮
含元殿
火車站（未開業）
五路口
大差市
和平門
建國門
李家村
西安科技大学
大雁塔
大唐芙蓉園
金滹沱
航天大道
神舟大道
東長安街
飛天路
航天新城

運賃

運賃は、乗車距離に応じて設定されています。最低運賃は2元で、最高運賃は8元です。この運賃システムは、利用者が長距離を移動する際に一定の費用負担で利用できるように配慮されています。

まとめ

西安地下鉄4号線は、西安市の都市交通において重要な役割を果たしています。開業以来、多くの人々に利用され、市内移動の効率化に貢献しています。今後も、西安市の発展とともに、その役割はますます大きくなると考えられます。

外部リンク

西安地下鉄道有限責任公司（中国語）

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