西巻賢二

西巻賢二選手の成長と経歴

西巻賢二（にしまき けんじ、1999年4月22日生まれ）は、福島県会津若松市出身の内野手で、現在は横浜DeNAベイスターズに所属しています。右投げ右打ちの選手として、彼はデビュー以来、成長を続けています。彼の野球人生は早くから始まり、全国の舞台で活躍してきた経歴を持っています。

プロ入り前の成育

西巻選手は小学2年生の頃から野球を始め、会津若松市立小金井小学校で基礎を築きました。小学校高学年の頃には、東北楽天ゴールデンイーグルスのジュニアチームに所属するなど、実力をつけていきました。中学は仙台市の秀光中等教育学校に進み、軟式野球部で全国制覇を達成しました。その後、仙台育英高校へ進学し、ここでも多くの困難を乗り越えて活動しました。

高校では、名門校の一員として、1年次からベンチに入り、2年次には主将も務めました。特に第97回全国高等学校野球選手権大会では、準優勝を果たし、その後のWBSC U-18ワールドカップでは日本代表としても活躍しました。在学中に甲子園での試合には11回出場し、打率.304を残すなど、華々しい成績を誇ります。

プロ入りから楽天時代

2017年のNPBドラフトで、東北楽天ゴールデンイーグルスから6位指名を受け、2000万円の契約金でプロ入りを果たしました。背番号は67です。2018年には春季キャンプから一軍に帯同し、早い段階で公式戦デビューを果たしましたが、その後はなかなか出場機会に恵まれず、試行錯誤の期間が続きました。

2019年は主に二軍でプレーし、イースタン・リーグではチームトップの出場を果たしましたが、一軍での出場はわずか2試合にとどまってしまいます。シーズン終了後、球団からは育成契約へ切り替えを打診され、千葉ロッテマリーンズの入団テストに挑戦することになります。

ロッテ時代

2019年11月14日、ロッテに入団が決定。背番号68を付けて新たなスタートを切ることになりました。2020年シーズンは一軍登場を果たし、短い間ではありましたがアピールする場面も見られました。2021年には再び二軍でのシーズンが大半を占め、成績を残せませんでした。

しかし2022年には再度一軍出場の機会が訪れましたが、期待された数字は残せず、最終的に翌年の契約を結ばれない旨の通告を受けます。

DeNAでの新たな挑戦

2022年11月に横浜DeNAベイスターズから育成選手としての契約を結び、背番号129を与えられました。2023年には支配下登録され、再び背番号67を背負って一軍に名乗りを上げる機会が与えられました。しかし、出場機会は限られ、ヒットを打てぬ悔しい思いをしましたが、イースタン・リーグでの成長は続きました。

選手としての特性

西巻選手のプレースタイルは、確実性の高い打撃と俊足、堅実な守備が特徴です。50メートル走を6秒1で駆け抜けるその脚力は打撃にも生かされ、また外野手としてもプレー可能なユーティリティ性を持っています。

プロとしての今後

今後のシーズンでは、さらなる成長とチームへの貢献が期待されています。愛称の「まき」や「賢ちゃん」としてファンから親しまれ、若手選手としてこれからも注目される存在です。西巻賢二選手の頂点を目指す姿を、今後も応援していきたいと思います。

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