西方寺 (桐生市)

西方寺は、群馬県桐生市梅田町に位置する臨済宗建長寺派の寺院です。山号を梅田山と称し、本尊として阿弥陀如来を祀っています。この寺は、桐生氏の菩提寺として知られ、桐生氏累代の墓は桐生市の史跡に指定されています。また、桐生七福神の一つである布袋尊が祀られていることでも有名です。

歴史

西方寺の起源は、安貞元年（1227年）に実信房蓮生（宇都宮頼綱）が阿弥陀堂を建立したことに遡ります。その後、観応元年（1350年）には、桐生国綱によって浄土宗の宝樹山西方寺となりました。さらに、明徳3年（1392年）には、桐生豊綱の時代に臨済宗へと改められました。

境内

西方寺の境内には、歴史と文化を感じさせる様々な見どころがあります。

本堂

本堂には、本尊である阿弥陀如来が祀られています。特に注目すべきは、鎌倉時代の作と伝えられる木造阿弥陀如来像です。この像は、県の重要文化財に指定されており、その美しい姿は訪れる人々を魅了します。

石造十三重塔（桐生塔）

境内には、高さ20mにも及ぶ石造十三重塔、通称「桐生塔」があります。この塔は、石造の塔としては日本有数の高さを誇り、その壮大さは圧巻です。歴史的にも貴重な建造物として、多くの人々が訪れます。

西方寺は、その歴史的背景と文化財的な価値から、多くの人々に親しまれています。訪れる際には、静寂な雰囲気の中で、歴史と文化に触れてみてください。また、周辺の自然も豊かで、四季折々の風景を楽しむことができます。

関連項目

日本の寺院一覧

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