西日本放送ラジオ

西日本放送ラジオについて

西日本放送ラジオ（通称RNCラジオ）は、西日本放送（RNC）が運営するAM放送局で、1953年に開局しました。主に香川県を放送対象地域とし、現在は全国のAM局でのネットワークにも参加しています。特に、JRN（Japan Radio Network）とNRN（Nippon Radio Network）のクロスネットワーク形式が特徴で、地域に密着した情報やエンターテインメントを提供しています。

放送内容と番組

RNCラジオでは、毎日のニュース、音楽、トーク番組をはじめとした多彩なプログラムが放送されています。特に特徴的なのは、提携先の新聞社からのニュースを取り入れた『四国新聞ニュース』です。これは、地域の情報を深く掘り下げるために全国紙のクレジットを使用しており、四国地方の民放AM局としては唯一のものです。

放送は24時間体制で、毎日早朝5時から開始しますが、月曜の未明（日曜深夜）には一時放送を休止します。番組は多様で、朝の情報番組から午後の音楽番組、夕方や夜のバラエティ番組まで展開されています。また、特別番組やスポーツ中継も時折放送され、地域住民の生活の一部として広く親しまれています。

歴史と受賞歴

1997年まではNRNの単独加盟局として運営されていましたが、その後JRNとのクロスネットワークに移行。これにより、香川県に特化した取材が可能となりました。また、2017年には全国のAM局で唯一radikoに参加しておらず、独自のスタンスを保っていましたが、同年11月からはradikoでの配信を開始し、全国的なリーチを得ることができました。また、2022年には『街の小さな文学賞 特別版 ～ラジオストーリープロジェクト～』で民間放送連盟賞のラジオエンターテインメント部門で最優秀賞を受賞し、全国規模のコンクールでの受賞は初となりました。これは、同局の番組が高く評価された証でもあります。

放送の特徴と今後の展望

西日本放送ラジオは、地域住民の声を大切にし、密着した情報提供を続ける方針をとっています。コールサインはJOKF（高松）で、技術的には全局精密同一周波数の完全同期放送を行っており、音質にもこだわりを持っています。

2020年にはFM補完[[中継局]]（ワイドFM）も開局され、より広範囲でのリスニング環境を整備。このような取り組みによって、公共性を持った放送局としての役割を強化し、今後さらに多様化するリスナーのニーズに応えることを目指しています。

以上のように、西日本放送ラジオは地域に根ざした活動を通じて、香川県のメディア環境に貢献しており、これからもその役割を果たしていくことが期待されています。

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